<SORAを見上げて>
倉庫:ショートショート・長編等の書き物にはまって数年、重複が多く手直し中です。
<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 68
<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 68


リゲルの部屋で三人になった。
「ランはシティの為に毎日忙しいな。俺は君の為に何もしてやれない。星での本来の仕事は、彼に仕え護るのだろう。それを本当はやりたいだろうに」
「ありがとうリゲル。私にはガッシュとリゲルに教わる事がまだまだ有ります。それからでなくては、彼の役にも立ちません。二人とも面倒は見られないと言われますが、、、お願いします」

「、、そのうちな。俺にできる事ランがついて来られる事だけ。それより彼が目の前にいるだろう。ランは遠慮する事ないだろう、家族だ」
「シティではできる事が限られているが、私からもう一度頼むリゲル」
「よろしくお願いします」

「ん〜。ガッシュだろうそれを頼むなら。俺は何でも馬鹿でかいだけだぜ」
「身体とパワーはとても追いつきませんが、他のリゲルの全てを学びたいのです」
「他に何がある?思い浮かないなぁ。それに全ては欲張りすぎだ。俺もよく分からんのに」

「ラン全ては止めとけ。くくっ」と彼が笑って言った。
「俺の全てか、、、たぶん怖いぞ。きっと誰もよって来なくなる。ある意味彼もそうだな。ははっ」
「もう十分怖い思いしていますけど、まだまだですか?抱きつかれるのが一番怖いのかと思った。ふふふっ」
「あぁそれもあるな。ところで身体は大丈夫か?貴方がガッシュを抱いてフォローしたと、、、、。何時倒れるかと心配していた。だからさっき本当に驚いた。なぁラン。」

「だから触れるぐらい良いだろう。フォローする訳じゃない。私もそういう事にしたんだ。
長い時を我慢して来たそのストレスで具合が悪くなる。それより、よほど少し触れた喜びの方が大きい。無理があるっていうのか?多少な、くくくっ!ランが小さい時は、これでもよく触れていたんだけれども覚えている?」
と言いながら彼はランを見つめていた。
「はい、全部覚えています。忘れるわけがありません」ランは、本当に嬉しそうだった。

「リゲルあの時なぜ、フルパワーでガードしなかった?」
彼はリゲルを見つめている。
「貴方の具合が悪いのも分かっていたし、意味のない遊びはしない。でも遥かに予想を越えていて、、、。拾ってもらえなかった死んだんだと思った。でも貴方の何か役にたつはずだと思っていた」

「私が君を拾わなかったと思ったのか、、、それでも私の役に立つと。一瞬でも君にそんな思いをさせて、、、許してくれ。しかし予想を越えていたと言うのは少し違うだろう。私に負担をかけないつもりで、そのまま受け止めたのかリゲル。我々はまだまだお互いを知らないな。
ガッシュの所までも行くと言っていたが、随分と守備範囲を広げるつもりだな。呆れた奴だ」
「できれば貴方の行く所全て。ふふっ!」

「リゲルも全ては無理だ。くくっ。違うという事を知ってもらったはずだ」
「だからできる範囲で」
「欲張りだな」
「ランも俺も欲張りなんだ。ん?!誰の影響だ!!はははっ」
「そうか私なのかな。くくくっ」

ランが思い出したように言い出した。
「そう!リゲル落ち着いたら、貴方の星の後輩、少し見てあげて欲しいのですが。一度も会った事がないと言うメンバーがいてビックリしました。本当に隔離された環境で教育されたのですね」

「そうだな、まだ会っていなかった。隔離された教育システム、、、良くしては、くれていたがあそこの意味は知っていたからね。我々の星の歴史を学べば、あのようにならざるを得なかったのかもしれないと思っていた。しかしあのままでは、未来の人に残したく無いが、俺はたぶん関わらない」

「なぜ?そのことを知っているリゲルが、やるべきではないのですか?」
「ランはあの星から来たメンバー達が、俺の事をどう感じているか知っているか?」
「皆憧れと尊敬を持っているから、貴方に続いてシティに来たのです」
「それはありがたいな。では彼らの家族はどうだ?中にはリゲルのようになって貰いたくない。今はいいかもしれないが、いつどうなるかと止められた者がいる。星へ帰ると歴史の重さは簡単ではないのだよ。彼らは、たぶんここに残るつもりで来ている」
リゲルはその大きな美しい瞳でランを見つめて、真剣な訴えに応えていた。

「そんな、酷い!でも間違った考えは、正すべきではないのですか?それに過去の悪夢の存在自体を、リゲルは遥かに越えて尚且つ、誰よりも生命に対する愛情は深い、そのフォローのパワーに触れて考えが」
「ラン!もう良い」
途中で彼が止めた。
「リゲルを休ませるために、ガッシュのところから戻ったのだ。、、、ガッシュの言う意味がわかるな。
ランの情報は、まだまだ整理させた方がいい。それにまだリゲルをよく知らないようだな。リゲルこれは私の責任だ」

「いや、ランに出来る事の一つになればいい。ランは貴方に出会ってから、他の誰もが望んでも得る事の出来ない最高の環境で、他を知らずに育った。そして責任感が強い若き指導者だ。ランならではの発言だと思っている。星の皆が最も恐れている存在に近いものが、そこに手を出すわけには行かないだろう。ラン物事をやるには時があると俺は習った。君の情報の中にはどうだ?遠慮せずに言ってみろ」

「リゲル、、、すみません。私には情報を持つ資格はないようです」
ランは、彼とリゲルの言った意味を考えていた。

「あ〜?いじけたか。はははっ!それを言うなら、俺の力はどうするんだ。お前の比じゃないぞ。ランは情報を持っていて安全という、この世界でも貴重な存在だろうが!俺はそうはいかないぞ、資格がどうのこうのどころじゃない。ピンとこないようだったら抱きしめてやろうか?
時は作るものだと言いたいのだろう。そのとおりだ。ここに来た星の後輩達と先ず会う事だな」

「ラン、リゲルは少し遠いな。しかしランの為に見えるところにいてくれるようだぞ。しっかり付いて行け」
彼はランの両肩に手をおいた。その一瞬に彼の深い温かい心が流れ込んでくる。
「やっ、止めて!今日はリゲルにも、触れているじゃないですか!!」思わず叫んだ。
ランの肩から手を離すと
「そう、ランは私の為にそのように深く意識してくれている。リゲルは生命に対して、そのように反応しフォローしている。だから休みを取らないと身体が持たない。リゲル私達の為にありがとう。じゃぁまた後で。ラン行くよ」

リゲルは微笑んでランに言った。
「ラン、彼の思い嬉しいな。やっぱりお前いいなぁ。彼の思いも君の思いも、俺は猛烈に嬉しいよ。
ラン、彼を少しフォローして、、、ふっ!これで休めと言われてもな。嬉しくって」

彼は少し困った顔をして、
「リゲル、いいから落ち着いて横になっていろ!ノルドを呼ぶか?」
「ノルドを呼ぶと間違えなくテンションが落ちる。良いよ、俺の星のことでも考えるから」
「いや、今はやめたほうが良い。私も少し休む、部屋は隣りだ。大人しく、、分かるな」

「怖いなぁ、わかったよ。貴方も休まなくては、、」
リゲルがそう言ったとたん、彼は一瞬雰囲気が変わった。

「私も”ほんの少し”イラつく事がある。ガッシュが休んでいて私もでは、リゲルは休めないいるというのか?」
「ん、、、分かったこれ以上疲れさせない。悪かった」
リゲルは素直に謝った。
するとランがリゲルに触れて伝えた。
『彼があのようにリゲルに感情を見せるのが羨ましい、お休み』と伝えてきた。

「ラン、お休み」リゲルは静かに笑っていた。
にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ
FC2ブックマークに追加
2008.03.31 * 遥か時の61〜70 * CM:0 * TB:0 * top↑
  
コメント
コメントする












 管理者にだけ表示を許可する?

    
トラックバック
トラックバックURL
→http://sora37coco.blog71.fc2.com/tb.php/81-2ed34d7e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


     
≪ <遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 67 .HOME. <遥かなる時の流れ一瞬を生きる生命としてここに> 70 ≫
カテゴリー

  • 花売り爺さんと少女と男(童話) (1)
  • 熊さんとご隠居のある朝 (2)
  • 誕生の謎:ディープ・インパクト (1)
  • 宇宙(そら) (1)
  • 旅 (1)
  • エピソード:伝説 (2)
  • エピソード:ガッシュ  (3)
  • エピソード:ヤクイ (1)
  • エピソード:詩人 (1)
  • エピソード:リゲル (6)
  • 遥か時の1〜10 (10)
  • 遥か時の11〜20 (10)
  • 遥か時の21〜30 (10)
  • 遥か時の31〜40 (10)
  • 遥か時の41〜50 (10)
  • 遥か時の51〜60 (10)
  • 遥か時の61〜70 (10)
  • 遥か時の71〜80 (0)
  • 遥か時の81〜90 (3)
  • 遥か時の91〜100 (10)
  • 遥か時の101〜110 (0)
  • 遥か時の111〜120 (0)
  • つれづれ (12)
  • 未分類 (1)

プロフィール

SORA

Author:SORA
パソコン書き物に取り付かれて数年の駄文更新集。
拙いものではありますが著作権は放棄いたしません。 
SORA

ブログ内検索


最近のコメント

  • SORA: <花売り爺さんと少女と男> (04/03)
  • 真崎 沙良: <花売り爺さんと少女と男> (04/03)
  • SORA:<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 10 (03/31)
  • 松果:<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 10 (03/31)
  • SORA:<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 5 (03/26)
  • 松果:<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 5 (03/26)
  • SORA: <花売り爺さんと少女と男> (03/24)

ブログランキング

にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ

FC2ブログランキング

リンク

  • FC2 Blog Ranking
  • ヒーリングフォト
  • 空の色を少し
  • pacarana
  • 〜クローバーの国から〜 
  • pine tree brees
  • 浪漫@kaido kanata
  • 管理画面

最近の記事

  • エピソード:5−6 リゲル (09/28)
  • 夜空を見上げて (09/06)
  • エピソード:5−5 (09/01)
  • エピソード 5−4 リゲル (08/12)
  • エピソード5−3 リゲル (08/08)

フリーエリア

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

  • 最新記事のRSS
  • 最新コメントのRSS
  • 最新トラックバックのRSS

最近のトラックバック

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

photo by *05 free photo
Template by ICENE

RSS // Admin
Powered by FC2ブログ ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 専門学校