<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 8
惑星リトル・ログは、衛星も無く単独の大惑星で、外見は険しい。
遥か昔に星ごと消滅するかという戦いがあり、美しい星を破壊し、今のような険しい不自然な形の山々が過去の悲惨さを伝える姿となっていた。
巨大なクレーター群、2万メートルを越す深海もあった。
この星は本来”力ある生命”の住処であった証明として、今では破壊されたはずの自然も復活し、多くの生命が生息する森の大陸であり、そのまわりは美しい碧の海である。
この惑星の重力が大きいため、外からの訪問者はほとんどいない。
この星の住人の身長は平均3.82。リゲルは、4.89あり、この重力の中で長身の太い骨は筋肉をと共に育ち、まさにこの銀河一の巨人たちの星だった。
そしてそのパワーは、この銀河のヒューマンタイプでは類を見ない。
しかし彼らは、その巨体に似つかわしくない繊細さと、ユーモアを持ち合わせてた。
肌の色は薄い灰色のろう人形のようだという人もいるが、長い睫と宝石のような美しく輝く大きな緑の瞳で、人々に安心感を与える優しさを持っている。
大昔、突出したパワーの持ち主がいた。その力で権力をつかみ誤りを侵し、次第に自分の星だけでは飽き足らず、外の星まで制服しよう画策をした。
その理不尽な行いに、我慢の限界を超えた民衆が永い時と共に眠っていたパワーを爆破させた。それがどれほどのことになるか、狂っているが故に権力者には想像がつかなかった。
星ごと、この宇宙から消えていたはずだった。
しかし戦いの混乱の中、民衆の暴走した力を押さえ統率する勢力も各地に目覚め、多くの犠牲とともに狂った権力者を葬った。
しかし負の歴史は、形を変えて起った。
2度と同じ過ちを繰り返すまいとしてはじめた検査制度により、強大なパワーを持つようになるであろう人々を隔離し矯正した。過去には矯正による錯乱で大量虐殺も起った。
愚かな行いは歴史に裁かれ1000の時を経て、外の世界と交わる度に自分達の影響力の大きさを自覚し、コントローする事を学び、現在まで安定した平和の歴史をもっている。
今では外の世界から”絶対平和主義の心優しき巨人”として、有名である。
遥か時を経て、とてつもない存在がまたこの星に誕生していた。それがリゲルであった。
これはリゲルのプライベート情報の為、彼自身に許可をしOPENにしている一部分だ。
リゲルはこの星の教育システムに入れられる優秀な子供として育てられたが、その時点でもっと優秀な子供達は他にもいた。体格は同年代の子供達の中でも際立って大きかった。
リゲルは何よりも特別になりたくなかった。
「優秀」という基準で、都市から離れた辺境地域にある、教育センターに家族と共に移る事になる。
いつも遊んでいた友達と一緒でいたかっただろう年頃に、隔離されて教育を受けるのだ。
教育センターの大人たちはプログラムにそって頑張っている子をよく誉めた。
皆どんどんそれぞれの才能を伸ばしていった。リゲルも誉めてもらえる事がうれしかった。
ある日リゲルと同じ歳の子が、一番優秀だったが精神的面で未発達の部分があったのだろう、突如暴走したが、すぐに彼は大人たちの手によって助けられ、リハビリセンターへ移って行った。
当然子供達は強いショックを受けた。
教育センターシステム全体の問題であり、それ以上に大人たちは、過去のあやまちの歴史に震えた。
以来さらにリゲルは、本能的に自分を押さえる事を身に付けていった。
数年して教育センターを無事に卒業し、リゲルの家族は、新しい仕事と共に都市に移り住んだが、半年後に軌道上の宇宙港職員として務めることになり、家族とはその時別れた。
ここは貿易外交の仕事が主だったものだが、職員に教育センターを優秀な成績で卒業した先輩達がセキュリティー部門に数人いて、リゲルに声がかかったのだ。
私の星とは貿易以外の外交があった、それは互いの個性豊かな能力を認め合い学びあうことで、この銀河に貢献できるのではないかと、そのためのプロジェクトが行われていた。
この2つの星の住人たちはある意味突出した個性のため、まだこの世界で活躍している人は少なかったのである。
リゲルは、以前に職員として一度、私の星の輪の外にある宇宙港に来た事があった。この星に来るに当たっての注意事項を聞いて、緊張した。もちろん宇宙港止まりで、星に入ることは無いが、何か自分を見透かされるような気がしたらしい。
先輩は、「特に私たちは異星人に対する、配慮を当然しなくてはならないが、それほど緊張する事は無い。ここへ来て感じた事の意味を、君自身がよく考えて今後の方向性に繋げて行けばいい、学ぶ事は沢山あるのだ」と笑って言った。
この星側のメンバーの一人として、たまたま来ていた私とリゲルはこの時、初めて出合ったのだ。
「これはめずらしい。貴方がいらっしゃるとは」リゲルの上司が言った。始めて来たメンバーは、私を『誰?』と思っていた。
「提案者の一人として時々参加したいと思っているが、なかなかこられなくて残念です」
「それでは、今回始めて来たメンバーをご紹介したいと思います」
一人づつから挨拶を受けた。
リゲルの番だった。
「リゲルと言います。先輩と同じく教育センターの出身です」
「私は、貴方方の宇宙の宝石とも言える美しい瞳に心癒され、その素晴らしいパワーに尊敬の念を抱きます」と言うと、リゲルの瞳は緊張で色が少し変化していた。
「おー、そこまで言って頂けたのは始めてですね。ありがとうございます。どうも皆、緊張しているようですが、よろしくお願い致します」と上司は嬉しそうに言った。
「こちらこそよろしくお願いたします」
『あっ、、、』私の心にリゲルは言いかけたので、私は頷いた。
『大丈夫だ。後で良かったら』と伝えた。
リゲルはそれだけで安心したのであろう、その大きな目は元の美しいエメラルド色の瞳になっていた。
彼等リトル・ログ星人の緑の瞳の色は、同じ緑色だが、一人として同じではない。特にリゲルは僅かに色を変化させる事がある。
リゲルの美しい緑の瞳の色が著しく変化する時は,気をつけなくてはならない。
仕事仲間で、リゲルの目の激変を見たものは、わずかに数人であろう。
一通り今回の課題が終った時、私はリゲルのところへ行った。
「何か、課題以外に聞きたい事はありませんか?」
「今日は、大変興味深い体験をさせて頂きありがとうございました。」
「あなたは上司の事をよくご存知ですか?」
「えっ?彼の事ですか」向こうから、上司が真剣にこちらを見ている。
リゲルは一瞬ドキッとしてガードしたようだった。
「彼は、素晴らしい存在です」
「? もちろんです」
「いえ、他の人に比べてどうも貴方と近いようですが、違いますか?」
「それは、、、違います」
『私には勘違いはありません。しかし貴方の上司には勘違いとしておいたほうが良いのですね』
『あっ、、、いえ』
『彼も初めて私達にあったときは、今の貴方と同じようでした』
リゲルは、上司がこちらに向いているのを感じた。
振り向くと彼は優しい目でそこに立っていた。
「リゲル、この方には、本来の自分でいいのだ。私はそれがどれほど嬉しかったか、意味が解るか?」
「ゆっくりでいいのでは?リゲルに任せたいと思います」
「そうですね。リゲル事は、挨拶の時に貴方がおっしゃった事で、確信しました」
『貴方と出会えた事を嬉しく思います』と、リゲルの緑の瞳を見つめて伝えた。
私はリゲルに大変興味を持ったというより、運命的なものを感じていた。
「セントラル・シティに運ぶ物資があるので立ち寄る予定がありますが、お時間が取れるようでしたら、ご一緒にいかがでしょうか?」
「ありがとう。多くの世界の人が宇宙の為に働いている、憧れますね。私もそこに仕事をしたいものです。せっかく出て来たのですから、行きましょう」
「貴方が仕事を?!ご自分の星で大変な事になりますよ。はははっ!今日は御一緒できるのですね。素晴らしい。この星の人も数人働いていますが向うで顔を会わせることがあれば、ビックリしますね。このプロジェクトの事は、向こうも歓迎しているのでシティの皆に喜ばれます」
「いや今回は、プロジェクトの新規メンバーの一人と言う事でなら」と、リゲル彼の上司に言った。
「そうですか、解りました。貴方の事は新規メンバーと言うことで、今回は静かに行きましょう」
リゲルのまだ出てきていない静かなパワーを秘めた心に、触れてみたかった。
そして彼にも私に少し触れさせてみたかった、どんな反応を示すのか。
私の星では帰ってからがうるさい、少しばかり調整をした。
宇宙港で少し滞在し、美しい輪を見ながら仕事をしていた事に、、。
それから、暫くしてセントラル・シティでの、長い仕事についたわけだ。
惑星リトル・ログは、衛星も無く単独の大惑星で、外見は険しい。
遥か昔に星ごと消滅するかという戦いがあり、美しい星を破壊し、今のような険しい不自然な形の山々が過去の悲惨さを伝える姿となっていた。
巨大なクレーター群、2万メートルを越す深海もあった。
この星は本来”力ある生命”の住処であった証明として、今では破壊されたはずの自然も復活し、多くの生命が生息する森の大陸であり、そのまわりは美しい碧の海である。
この惑星の重力が大きいため、外からの訪問者はほとんどいない。
この星の住人の身長は平均3.82。リゲルは、4.89あり、この重力の中で長身の太い骨は筋肉をと共に育ち、まさにこの銀河一の巨人たちの星だった。
そしてそのパワーは、この銀河のヒューマンタイプでは類を見ない。
しかし彼らは、その巨体に似つかわしくない繊細さと、ユーモアを持ち合わせてた。
肌の色は薄い灰色のろう人形のようだという人もいるが、長い睫と宝石のような美しく輝く大きな緑の瞳で、人々に安心感を与える優しさを持っている。
大昔、突出したパワーの持ち主がいた。その力で権力をつかみ誤りを侵し、次第に自分の星だけでは飽き足らず、外の星まで制服しよう画策をした。
その理不尽な行いに、我慢の限界を超えた民衆が永い時と共に眠っていたパワーを爆破させた。それがどれほどのことになるか、狂っているが故に権力者には想像がつかなかった。
星ごと、この宇宙から消えていたはずだった。
しかし戦いの混乱の中、民衆の暴走した力を押さえ統率する勢力も各地に目覚め、多くの犠牲とともに狂った権力者を葬った。
しかし負の歴史は、形を変えて起った。
2度と同じ過ちを繰り返すまいとしてはじめた検査制度により、強大なパワーを持つようになるであろう人々を隔離し矯正した。過去には矯正による錯乱で大量虐殺も起った。
愚かな行いは歴史に裁かれ1000の時を経て、外の世界と交わる度に自分達の影響力の大きさを自覚し、コントローする事を学び、現在まで安定した平和の歴史をもっている。
今では外の世界から”絶対平和主義の心優しき巨人”として、有名である。
遥か時を経て、とてつもない存在がまたこの星に誕生していた。それがリゲルであった。
これはリゲルのプライベート情報の為、彼自身に許可をしOPENにしている一部分だ。
リゲルはこの星の教育システムに入れられる優秀な子供として育てられたが、その時点でもっと優秀な子供達は他にもいた。体格は同年代の子供達の中でも際立って大きかった。
リゲルは何よりも特別になりたくなかった。
「優秀」という基準で、都市から離れた辺境地域にある、教育センターに家族と共に移る事になる。
いつも遊んでいた友達と一緒でいたかっただろう年頃に、隔離されて教育を受けるのだ。
教育センターの大人たちはプログラムにそって頑張っている子をよく誉めた。
皆どんどんそれぞれの才能を伸ばしていった。リゲルも誉めてもらえる事がうれしかった。
ある日リゲルと同じ歳の子が、一番優秀だったが精神的面で未発達の部分があったのだろう、突如暴走したが、すぐに彼は大人たちの手によって助けられ、リハビリセンターへ移って行った。
当然子供達は強いショックを受けた。
教育センターシステム全体の問題であり、それ以上に大人たちは、過去のあやまちの歴史に震えた。
以来さらにリゲルは、本能的に自分を押さえる事を身に付けていった。
数年して教育センターを無事に卒業し、リゲルの家族は、新しい仕事と共に都市に移り住んだが、半年後に軌道上の宇宙港職員として務めることになり、家族とはその時別れた。
ここは貿易外交の仕事が主だったものだが、職員に教育センターを優秀な成績で卒業した先輩達がセキュリティー部門に数人いて、リゲルに声がかかったのだ。
私の星とは貿易以外の外交があった、それは互いの個性豊かな能力を認め合い学びあうことで、この銀河に貢献できるのではないかと、そのためのプロジェクトが行われていた。
この2つの星の住人たちはある意味突出した個性のため、まだこの世界で活躍している人は少なかったのである。
リゲルは、以前に職員として一度、私の星の輪の外にある宇宙港に来た事があった。この星に来るに当たっての注意事項を聞いて、緊張した。もちろん宇宙港止まりで、星に入ることは無いが、何か自分を見透かされるような気がしたらしい。
先輩は、「特に私たちは異星人に対する、配慮を当然しなくてはならないが、それほど緊張する事は無い。ここへ来て感じた事の意味を、君自身がよく考えて今後の方向性に繋げて行けばいい、学ぶ事は沢山あるのだ」と笑って言った。
この星側のメンバーの一人として、たまたま来ていた私とリゲルはこの時、初めて出合ったのだ。
「これはめずらしい。貴方がいらっしゃるとは」リゲルの上司が言った。始めて来たメンバーは、私を『誰?』と思っていた。
「提案者の一人として時々参加したいと思っているが、なかなかこられなくて残念です」
「それでは、今回始めて来たメンバーをご紹介したいと思います」
一人づつから挨拶を受けた。
リゲルの番だった。
「リゲルと言います。先輩と同じく教育センターの出身です」
「私は、貴方方の宇宙の宝石とも言える美しい瞳に心癒され、その素晴らしいパワーに尊敬の念を抱きます」と言うと、リゲルの瞳は緊張で色が少し変化していた。
「おー、そこまで言って頂けたのは始めてですね。ありがとうございます。どうも皆、緊張しているようですが、よろしくお願い致します」と上司は嬉しそうに言った。
「こちらこそよろしくお願いたします」
『あっ、、、』私の心にリゲルは言いかけたので、私は頷いた。
『大丈夫だ。後で良かったら』と伝えた。
リゲルはそれだけで安心したのであろう、その大きな目は元の美しいエメラルド色の瞳になっていた。
彼等リトル・ログ星人の緑の瞳の色は、同じ緑色だが、一人として同じではない。特にリゲルは僅かに色を変化させる事がある。
リゲルの美しい緑の瞳の色が著しく変化する時は,気をつけなくてはならない。
仕事仲間で、リゲルの目の激変を見たものは、わずかに数人であろう。
一通り今回の課題が終った時、私はリゲルのところへ行った。
「何か、課題以外に聞きたい事はありませんか?」
「今日は、大変興味深い体験をさせて頂きありがとうございました。」
「あなたは上司の事をよくご存知ですか?」
「えっ?彼の事ですか」向こうから、上司が真剣にこちらを見ている。
リゲルは一瞬ドキッとしてガードしたようだった。
「彼は、素晴らしい存在です」
「? もちろんです」
「いえ、他の人に比べてどうも貴方と近いようですが、違いますか?」
「それは、、、違います」
『私には勘違いはありません。しかし貴方の上司には勘違いとしておいたほうが良いのですね』
『あっ、、、いえ』
『彼も初めて私達にあったときは、今の貴方と同じようでした』
リゲルは、上司がこちらに向いているのを感じた。
振り向くと彼は優しい目でそこに立っていた。
「リゲル、この方には、本来の自分でいいのだ。私はそれがどれほど嬉しかったか、意味が解るか?」
「ゆっくりでいいのでは?リゲルに任せたいと思います」
「そうですね。リゲル事は、挨拶の時に貴方がおっしゃった事で、確信しました」
『貴方と出会えた事を嬉しく思います』と、リゲルの緑の瞳を見つめて伝えた。
私はリゲルに大変興味を持ったというより、運命的なものを感じていた。
「セントラル・シティに運ぶ物資があるので立ち寄る予定がありますが、お時間が取れるようでしたら、ご一緒にいかがでしょうか?」
「ありがとう。多くの世界の人が宇宙の為に働いている、憧れますね。私もそこに仕事をしたいものです。せっかく出て来たのですから、行きましょう」
「貴方が仕事を?!ご自分の星で大変な事になりますよ。はははっ!今日は御一緒できるのですね。素晴らしい。この星の人も数人働いていますが向うで顔を会わせることがあれば、ビックリしますね。このプロジェクトの事は、向こうも歓迎しているのでシティの皆に喜ばれます」
「いや今回は、プロジェクトの新規メンバーの一人と言う事でなら」と、リゲル彼の上司に言った。
「そうですか、解りました。貴方の事は新規メンバーと言うことで、今回は静かに行きましょう」
リゲルのまだ出てきていない静かなパワーを秘めた心に、触れてみたかった。
そして彼にも私に少し触れさせてみたかった、どんな反応を示すのか。
私の星では帰ってからがうるさい、少しばかり調整をした。
宇宙港で少し滞在し、美しい輪を見ながら仕事をしていた事に、、。
それから、暫くしてセントラル・シティでの、長い仕事についたわけだ。




