<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 58
リゲルの苛立ちを和らげたいと言う申し出も、なんとかしたいと思う事さえも”NO”と断られた。
しかし今ガッシュは、リゲルの気持ちに手を差し出した。
『こういう時もある。面倒でややこしくて、単純な生き物さ』
『そうだな』
リゲルもその大きな手でガッシュの手を握った。
『ガッシュ、やっぱり苦しいのじゃないか、、、、俺は必要だと思う事はやるんだぞ。忘れてはいないな。もう少しお前を見ている。どうにもならないと見たら、どんな事もする、深い眠りにつこうともだ』
『おい、だから、、、、、。そうだな、お前に元気でいてもらえるようにする。、、、』
リゲルがガッシュを覗き込んでいる。ガッシュはその緑の大きな目を拒否できない。
リゲルが静かにフォローをはじめた。
『、、、、プレッシャーが高すぎる。そうだ抵抗するな。俺はお前を疲れさせるような、フォローはしない。時間が必要なのだな。無理するな。ガッシュもゆっくり行くんだ。ノルドは俺と生きていくのだから、待たせてもいい。手助けしてくれるなら、俺と二人でノルドのためにお前がしたい事をやってもいい。俺も少しはゆっくりが身に付いただろう。ガッシュも俺に見習う所が出来た訳だ』
『あぁ、リゲルの言うとおりだな、遠回りに物を言うようにもなった。俺に付き合ってくれてありがとう。
お前本当に気持ちいい、楽になったよ。もういいリゲル』
『よかった。俺はあんな風に拒否されたのは初めてだ、繊細なんだぞこれで。ガッシュは拒否して俺はプレシャーをかけたか、二度と嫌だな。俺はコンビ解消するつもりはないんだからな』
『拒否も何も、お前は常時皆を自分から溢れたエネルギーでフォローしているだろうが』
『んじゃ、ランのフォローの練習台にしてやるよ。だいぶ上手くなったが凄いぜ』
『リゲルが凄いって、どんなんだよ。二度と嫌だと今言ってすぐこれか?リゲルに対しては、どうしていいか解らないのだろう。俺ぐらいにはそれなりに上手くやってくれるぜ』
「そうか、ガッシュ、、、ランと俺の事どう思う」
「俺に聞くのはよせって。彼とお前達二人の事で、それぞれにプレッシャーがあるんだろう。そのぐらいしか解らん。お前が少し遊んでやれば、いいコミニメーションになるんじゃないのか?適当に遊ぶんだぞ。お前の遊びは結構怖い」
「はは!遊びが怖いか!俺はいつか外で、思いっきり怖いの皆とやりたいと楽しみにしているんだがな。マジなガッシュも見たいし」
「俺はもういいよ。だいたいリゲルがいるところで、俺までマジになるっていう事態だけは避けたいな。
恒星系の崩壊でも起きるのか?絶対、リゲルがいるところで俺はマジにならん。マジにしている事と言えば、我々の世界を守って欲しいと願う事ぐらいだ」
「お前がマジになっているところへ、俺が見に行くんだろうが」
「そういうパターンなら、しょうがない。見て頂きましょう、助けてくれないのかぁ。ははっ、、、、ノルドが来る」
ガッシュが緊張してきていたのを見て、リゲルが溜息を付いた。
『ゆっくりでいいんだ』
『分かっている、、、』ガッシュの部屋の扉が開いて、ノルドが心配そうな顔で入ってきた。
「疲れたと聞いて、すぐに来たかったのだが申し訳ない。どうだ?」
「最高のフォローでいい気分だ。そっちこそ俺の話の後始末、大変だっただろう悪かったな。なんて顔している。ふふっ!、、、」
「なんだよ、ガッシュ」
「お前無理して全部、心の奥に突っ込んで来ただろう。馬鹿やろうだ、、、、」ガッシュの声が詰まった。
「ガッシュは、ある意味ランより鋭いだろ、ノルド」
「ランはまだ子供のところがある。今のところは俺の経験が勝っているだけだ。でも役には立たない」
「なぜそう思うんだ。ガッシュ。役にたたない何て事はない。皆お前に惹かれるのはそのためだろう」
「あぁ、、、今日はもう許してくれ、リゲル。ゆっくり行くから」と言うガッシュをノルドが、見つめていた。
「ガッシュ、大丈夫か?無理しているのは俺の為だろう。何も俺は急いでいないし、リゲルに捕まったのだから安心してくれ。お前が今無理して星へ帰る必要はないんだ。いつでもいい。何か他に急ぐ理由があるのか?」
「リゲルがうつったと言いたい所だが、俺よりゆっくりで後から付いて来てくれている。急ぐ理由か?ノルドを何とかしたいが急がないと、俺が間にあわない気がしていた。たぶん逃げたいだけさ、、、」
「ガッシュが本当にそう思うのなら、俺達みんなで行こう。どこへ行く?別の銀河でも、連れて行くことぐらい出来るぜ。この宇宙のどこでも、引っ張りだこだろう。ここはもうすぐ優秀な人材が集まるようになる。すべて彼がコンピューターに情報は入れてくれている。後は使いこなすだけだ。
俺達はどこへでも行こうと思えば行ける。ガッシュ俺が別の世界でやろうと思った事を、皆で行ってやってもいいんだ。俺は彼の所へランを連れて行きたいし、ガッシュとノルドの抱えているものをどっかに捨てて来たい」
「彼は戻ってくると言っていたのにか?」
「あぁ、もともと俺はせっかちだ。ガッシュに鍛えられて、少しはましになったランを連れて行きたい。
ガッシュもノルドも、彼が癒してくれるならそれでいい」
「ランを彼にという思いは凄いな。でも彼はコンタクトが取れるから、全部わかっているだろう」と、ノルドが言った。
「あぁ、そういう意味ではない。彼はランが別な飛躍をする為の時を待っている。彼と触れ合うそのためにだ。それに彼は、ガッシュに呼ばれて戻ると言ったのだろう、ガッシュのいる所に彼は来る。
だから俺達も、いや俺もがッシュと逃げてもいい。ランは彼に合わせた後なら、どこからでもシティぐらい簡単にコントロールするだろうし、ここにいなくては、ならない事はないんだ」
『どこへ行くのもいいが、ノルドもリゲルも、そんなに俺を、、、、、。今日は最初から、、』
ガッシュの顔が、青ざめてきて脂汗をかいていた。
「なんだよ!」
「ガッシュプレッシャーが異常に高い、さっき少しフォローしたのだが、なぜなんだ?俺がコントロールした方が良いか?」
『許してくれと言っている、も、う、限界だ、、、、』
その時、遥か遠くの銀河から、彼のパワーがガッシュを包み込んだ。
『大丈夫かガッシュ!君がこんな時に飛んでくる事が出来なかった。遅くなって苦しませた。申し訳ない』
『誰も、、悪くはない』ガッシュの顔に苦痛が浮かんだ。
ノルドは顔色を変えてガッシュを診ようとしている。
「俺の把握も頼むぜって言っていたが、ずっと調子悪かったのか?お前完全に隠していて、俺には、、、」
「ノルド、ガッシュは俺にもガードを固くして耐えていたんだ。俺がガッシュを追い込んだのだ」
『リゲルじゃない、、、、、俺にとって、今日はそういう日だった、それだけだ、、』
『ガッシュ解った。私は解った少し休んで』
彼がガッシュを眠らせた。
次第にガッシュの顔色は良くなり、安定した状態で静かに休んでいた。
彼のフォローも止まったが、ガッシュの側に彼の思いがそのまま寄り添っていた。
『リゲルの未来を心配していたな。ガッシュ自身の事と置き換えて、君はもっと苦しい思いをするに違いないと、ガッシュが乗り越える事で、背負う物の大きさは違っても、君も乗り越えて欲しいと思っていたのだろう。心の奥でガッシュはちゃんと分かっている。リゲルの優しさを誰よりも分かっている。
リゲルが一人長く生きてくなら、これから受け入れて、いかなければならない事の重さも、彼なりに苦しいほど分かっているから、何もできない事にも自身に対して悔しさと、苛立ちを感じていたのだろう。
ガッシュはそうやって、ノルドも自分の星の人の思いも背負い込んでいる。いい兄貴をもって幸せだな。なんて人間らしい、、、。ガッシュは、私とリゲルが元気で戻るまでと命がけの強い願いを持って、この世界を負の力から護るつもりでいたのだ。一人の人間の背負うものではない』
『はい』
短時間でガッシュが目覚めた。
『ガッシュ、もう大丈夫なのか?』
『心配をかけました。皆の思いがあまりに、、、。目が醒めました』
なんとも言えない顔でガッシュは、彼とコンタクトをとっていた。
『忘れていた事を思い出しました。皆に伝えなくてはならない事がたくさんある事を』
『ガッシュらしさが蘇って来たね。良かった。ガッシュ君に伝えたい事があるが、もう少し後のほうが良いか迷っている』
『もう大丈夫です。聞かせてください』
『ガッシュの経験した事は、リゲルやランも少なからず体験はしている、共に逃げる事は出来ない。
だから彼らにも伝えたい。私とビックマインドの思いであり、”ビックマインドと私と君の共通のものだ”と言う事だ。
”それぞれに同じ苦しみを抱えて生きている人として、貴方達を見つける事ができたことが嬉しい”と。
ビックマインドの受けた傷は、20数億の命と共に大きなダメージを与えた。それが今も現実的なものとして命を脅かしているようだ。、、、、、残念だ。それこそ宇宙の奇跡を願うばかりだ。
リゲルやランとはガッシュは違う。だが私と君も共通のものを持ち人々の為に生きている、だから君の思いは私に届くのだ』
『貴方とビックマインドと、俺が同じ、、、。』
『そうだ、共に乗り越えていきたい。これからも決して逃げる事は出来ないが、一人ではない。そしてガッシュは、逞しい生命力の人だ。それがどれほどの事か分かっていたか?リゲルと苦労しろと言う事ができる人がガッシュなのだ。他にはいない。これからも、リゲルとランを頼む』
ガッシュはあまりに突然の話に、自分の事とは信じられない思いで、涙が止まらなかった。
『そしてリゲル、私がビックパワーの生命の一部を感じた時、あまりに君のもつパワーの特長に近い事に驚いてしまった。ビックマインドは、”リゲルに会いたかった、、、、でも君の能力は、私の近くまで暴走してく。リゲルをコントロールしてあげたくとも、今は側にいる事も君を守る事も出来ない。
それは肉体の崩壊を意味することになってしまう。リゲルはまだ若く、生命に対して愛情が深い、人として触れ合う事が人もリゲル自身も癒す。だが君の持つパワーの巨大さの為経験するであろう事に一番心を痛めていた。しかしリゲルには皆がいると、、、リゲル共に生きよう』
リゲルの苛立ちを和らげたいと言う申し出も、なんとかしたいと思う事さえも”NO”と断られた。
しかし今ガッシュは、リゲルの気持ちに手を差し出した。
『こういう時もある。面倒でややこしくて、単純な生き物さ』
『そうだな』
リゲルもその大きな手でガッシュの手を握った。
『ガッシュ、やっぱり苦しいのじゃないか、、、、俺は必要だと思う事はやるんだぞ。忘れてはいないな。もう少しお前を見ている。どうにもならないと見たら、どんな事もする、深い眠りにつこうともだ』
『おい、だから、、、、、。そうだな、お前に元気でいてもらえるようにする。、、、』
リゲルがガッシュを覗き込んでいる。ガッシュはその緑の大きな目を拒否できない。
リゲルが静かにフォローをはじめた。
『、、、、プレッシャーが高すぎる。そうだ抵抗するな。俺はお前を疲れさせるような、フォローはしない。時間が必要なのだな。無理するな。ガッシュもゆっくり行くんだ。ノルドは俺と生きていくのだから、待たせてもいい。手助けしてくれるなら、俺と二人でノルドのためにお前がしたい事をやってもいい。俺も少しはゆっくりが身に付いただろう。ガッシュも俺に見習う所が出来た訳だ』
『あぁ、リゲルの言うとおりだな、遠回りに物を言うようにもなった。俺に付き合ってくれてありがとう。
お前本当に気持ちいい、楽になったよ。もういいリゲル』
『よかった。俺はあんな風に拒否されたのは初めてだ、繊細なんだぞこれで。ガッシュは拒否して俺はプレシャーをかけたか、二度と嫌だな。俺はコンビ解消するつもりはないんだからな』
『拒否も何も、お前は常時皆を自分から溢れたエネルギーでフォローしているだろうが』
『んじゃ、ランのフォローの練習台にしてやるよ。だいぶ上手くなったが凄いぜ』
『リゲルが凄いって、どんなんだよ。二度と嫌だと今言ってすぐこれか?リゲルに対しては、どうしていいか解らないのだろう。俺ぐらいにはそれなりに上手くやってくれるぜ』
「そうか、ガッシュ、、、ランと俺の事どう思う」
「俺に聞くのはよせって。彼とお前達二人の事で、それぞれにプレッシャーがあるんだろう。そのぐらいしか解らん。お前が少し遊んでやれば、いいコミニメーションになるんじゃないのか?適当に遊ぶんだぞ。お前の遊びは結構怖い」
「はは!遊びが怖いか!俺はいつか外で、思いっきり怖いの皆とやりたいと楽しみにしているんだがな。マジなガッシュも見たいし」
「俺はもういいよ。だいたいリゲルがいるところで、俺までマジになるっていう事態だけは避けたいな。
恒星系の崩壊でも起きるのか?絶対、リゲルがいるところで俺はマジにならん。マジにしている事と言えば、我々の世界を守って欲しいと願う事ぐらいだ」
「お前がマジになっているところへ、俺が見に行くんだろうが」
「そういうパターンなら、しょうがない。見て頂きましょう、助けてくれないのかぁ。ははっ、、、、ノルドが来る」
ガッシュが緊張してきていたのを見て、リゲルが溜息を付いた。
『ゆっくりでいいんだ』
『分かっている、、、』ガッシュの部屋の扉が開いて、ノルドが心配そうな顔で入ってきた。
「疲れたと聞いて、すぐに来たかったのだが申し訳ない。どうだ?」
「最高のフォローでいい気分だ。そっちこそ俺の話の後始末、大変だっただろう悪かったな。なんて顔している。ふふっ!、、、」
「なんだよ、ガッシュ」
「お前無理して全部、心の奥に突っ込んで来ただろう。馬鹿やろうだ、、、、」ガッシュの声が詰まった。
「ガッシュは、ある意味ランより鋭いだろ、ノルド」
「ランはまだ子供のところがある。今のところは俺の経験が勝っているだけだ。でも役には立たない」
「なぜそう思うんだ。ガッシュ。役にたたない何て事はない。皆お前に惹かれるのはそのためだろう」
「あぁ、、、今日はもう許してくれ、リゲル。ゆっくり行くから」と言うガッシュをノルドが、見つめていた。
「ガッシュ、大丈夫か?無理しているのは俺の為だろう。何も俺は急いでいないし、リゲルに捕まったのだから安心してくれ。お前が今無理して星へ帰る必要はないんだ。いつでもいい。何か他に急ぐ理由があるのか?」
「リゲルがうつったと言いたい所だが、俺よりゆっくりで後から付いて来てくれている。急ぐ理由か?ノルドを何とかしたいが急がないと、俺が間にあわない気がしていた。たぶん逃げたいだけさ、、、」
「ガッシュが本当にそう思うのなら、俺達みんなで行こう。どこへ行く?別の銀河でも、連れて行くことぐらい出来るぜ。この宇宙のどこでも、引っ張りだこだろう。ここはもうすぐ優秀な人材が集まるようになる。すべて彼がコンピューターに情報は入れてくれている。後は使いこなすだけだ。
俺達はどこへでも行こうと思えば行ける。ガッシュ俺が別の世界でやろうと思った事を、皆で行ってやってもいいんだ。俺は彼の所へランを連れて行きたいし、ガッシュとノルドの抱えているものをどっかに捨てて来たい」
「彼は戻ってくると言っていたのにか?」
「あぁ、もともと俺はせっかちだ。ガッシュに鍛えられて、少しはましになったランを連れて行きたい。
ガッシュもノルドも、彼が癒してくれるならそれでいい」
「ランを彼にという思いは凄いな。でも彼はコンタクトが取れるから、全部わかっているだろう」と、ノルドが言った。
「あぁ、そういう意味ではない。彼はランが別な飛躍をする為の時を待っている。彼と触れ合うそのためにだ。それに彼は、ガッシュに呼ばれて戻ると言ったのだろう、ガッシュのいる所に彼は来る。
だから俺達も、いや俺もがッシュと逃げてもいい。ランは彼に合わせた後なら、どこからでもシティぐらい簡単にコントロールするだろうし、ここにいなくては、ならない事はないんだ」
『どこへ行くのもいいが、ノルドもリゲルも、そんなに俺を、、、、、。今日は最初から、、』
ガッシュの顔が、青ざめてきて脂汗をかいていた。
「なんだよ!」
「ガッシュプレッシャーが異常に高い、さっき少しフォローしたのだが、なぜなんだ?俺がコントロールした方が良いか?」
『許してくれと言っている、も、う、限界だ、、、、』
その時、遥か遠くの銀河から、彼のパワーがガッシュを包み込んだ。
『大丈夫かガッシュ!君がこんな時に飛んでくる事が出来なかった。遅くなって苦しませた。申し訳ない』
『誰も、、悪くはない』ガッシュの顔に苦痛が浮かんだ。
ノルドは顔色を変えてガッシュを診ようとしている。
「俺の把握も頼むぜって言っていたが、ずっと調子悪かったのか?お前完全に隠していて、俺には、、、」
「ノルド、ガッシュは俺にもガードを固くして耐えていたんだ。俺がガッシュを追い込んだのだ」
『リゲルじゃない、、、、、俺にとって、今日はそういう日だった、それだけだ、、』
『ガッシュ解った。私は解った少し休んで』
彼がガッシュを眠らせた。
次第にガッシュの顔色は良くなり、安定した状態で静かに休んでいた。
彼のフォローも止まったが、ガッシュの側に彼の思いがそのまま寄り添っていた。
『リゲルの未来を心配していたな。ガッシュ自身の事と置き換えて、君はもっと苦しい思いをするに違いないと、ガッシュが乗り越える事で、背負う物の大きさは違っても、君も乗り越えて欲しいと思っていたのだろう。心の奥でガッシュはちゃんと分かっている。リゲルの優しさを誰よりも分かっている。
リゲルが一人長く生きてくなら、これから受け入れて、いかなければならない事の重さも、彼なりに苦しいほど分かっているから、何もできない事にも自身に対して悔しさと、苛立ちを感じていたのだろう。
ガッシュはそうやって、ノルドも自分の星の人の思いも背負い込んでいる。いい兄貴をもって幸せだな。なんて人間らしい、、、。ガッシュは、私とリゲルが元気で戻るまでと命がけの強い願いを持って、この世界を負の力から護るつもりでいたのだ。一人の人間の背負うものではない』
『はい』
短時間でガッシュが目覚めた。
『ガッシュ、もう大丈夫なのか?』
『心配をかけました。皆の思いがあまりに、、、。目が醒めました』
なんとも言えない顔でガッシュは、彼とコンタクトをとっていた。
『忘れていた事を思い出しました。皆に伝えなくてはならない事がたくさんある事を』
『ガッシュらしさが蘇って来たね。良かった。ガッシュ君に伝えたい事があるが、もう少し後のほうが良いか迷っている』
『もう大丈夫です。聞かせてください』
『ガッシュの経験した事は、リゲルやランも少なからず体験はしている、共に逃げる事は出来ない。
だから彼らにも伝えたい。私とビックマインドの思いであり、”ビックマインドと私と君の共通のものだ”と言う事だ。
”それぞれに同じ苦しみを抱えて生きている人として、貴方達を見つける事ができたことが嬉しい”と。
ビックマインドの受けた傷は、20数億の命と共に大きなダメージを与えた。それが今も現実的なものとして命を脅かしているようだ。、、、、、残念だ。それこそ宇宙の奇跡を願うばかりだ。
リゲルやランとはガッシュは違う。だが私と君も共通のものを持ち人々の為に生きている、だから君の思いは私に届くのだ』
『貴方とビックマインドと、俺が同じ、、、。』
『そうだ、共に乗り越えていきたい。これからも決して逃げる事は出来ないが、一人ではない。そしてガッシュは、逞しい生命力の人だ。それがどれほどの事か分かっていたか?リゲルと苦労しろと言う事ができる人がガッシュなのだ。他にはいない。これからも、リゲルとランを頼む』
ガッシュはあまりに突然の話に、自分の事とは信じられない思いで、涙が止まらなかった。
『そしてリゲル、私がビックパワーの生命の一部を感じた時、あまりに君のもつパワーの特長に近い事に驚いてしまった。ビックマインドは、”リゲルに会いたかった、、、、でも君の能力は、私の近くまで暴走してく。リゲルをコントロールしてあげたくとも、今は側にいる事も君を守る事も出来ない。
それは肉体の崩壊を意味することになってしまう。リゲルはまだ若く、生命に対して愛情が深い、人として触れ合う事が人もリゲル自身も癒す。だが君の持つパワーの巨大さの為経験するであろう事に一番心を痛めていた。しかしリゲルには皆がいると、、、リゲル共に生きよう』




