<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに>53
「さて、ノルド顔でもみてくるかな」
「ノルドは講義が入っていて、大学へ行ってます」
とランが、ノルドの予定を言った。
「ふ〜ん、怖い顔して「医学とは、、」って、お講義かな?俺もお勉強にちょっといってくる」
ガッシュがニヤニヤしているのを、リゲルが見逃すはずが無い。
「なんだよ、楽しそうなオーラが出まくっているぜ。俺も行く!」
「リゲルもか、、、行こう、行こう!勉強です。授業つぶしに行くんじゃないよ」
「いやぁ〜。面白そうだ。こういう時は、ランお前もくるんだ!何事も経験だからな」
リゲルの緑の大きな瞳が、楽しそうに輝いている。
「ガッシュ、なんだかリゲルが、治らなかったようですね、くくくっ!112大教室です。まだ授業中なんですが本当に行くのですか?」
「俺が治らないって?」
「いいんだ。俺はリゲルの菌が移った事は嬉しい。ラン勉強に行くんだ。授業中でなくてどうするんだよ」
「俺の菌?」リゲルはガッシュを見て首をかしげた。
「皆持っている強い個性の事さ。俺のもけっこう強いと思っていたら、彼にランが移ったといわれた。ラン、これは光栄でした。」
「はぁ?私がですか」
「リゲルにはランの菌は弱いようだな。はははっ」
「個性の強さか。許す!」
「おい!許すじゃなくて、影響が強すぎるんだって言ってんだよ」
「はいはい、行こう。席の空いている所に静かに黙ってすわるんだぞ」
リゲルは身を小さくするようにして笑った。
「お前が目立つんだよ!」
「彼は、最近とても鋭くなったから、もう分かっているかも」
「そうだな〜。リゲルどうする?」
「授業は受けるべきでしょう!行くぞ」
ノルドは講義をしている最中だった。
「シティで勉強する皆さんは、それぞれの星で勉強する数倍もの知識を、身につけなければなりません。、、、、、?!しかし机の上で勉強するばかりでなく、ここは、お互いが異星人同士。知らない星の人たちに、実際に触れることのできる最高の場なのです。もちろん文化習慣が違いますから、互いに不愉快にならないよう、勉強する事は当然でしょう。
中にはそんな事はお構いなく、誰とでも一方的に友達になってしまう特技のある人もいますが。
さぁ、皆さん今日周りに座った人に挨拶をしてみてください」ノルドは、ニヤニヤしていた。
『消えてたのに、ばれた?』
『当たり前だ、教室の空気が一変したよ』
「うぁ〜!ガッシュ?」
「こんにちは。勉強見せていただきに来ました」
「きゃ〜!ラン君!!」
「こんにちは、あの、お邪魔してすみません」
後に座っている友達に話し掛けようと振り向いた学生が、一番上の後ろに隠れていて顔を出したリゲルに驚いて
「ひゃ〜!リゲルだぁ〜!」
「何で俺には、ひゃ〜!なんだよ。はじめましてだろう?」
教室中が驚きと笑いで大騒ぎになった。
するとノルドが
「ところで、まだ診て貰った事はありませんがガッシュは私の主治医です」
「おぉ〜」
「え〜、本当ですかぁ?」
「彼ら全員がセンターのどの医者よりも、現場で人々を救っています。そして君達の誰よりも医学に詳しい。素晴らしい先輩です」
「ドクター、今日は特別授業でおねがいしますー!」学生の声でまたも教室がにぎやかになった。
『ガッシュが責任取れよ』ノルドが笑っている。
「それでは皆さん、ここで医者として人を癒す事を、学んでいる事と思いますが、この世界NO癒しのパワーを持つ、リゲルをほんの少しだけ、皆さんに経験してもらいましょう」と、ガッシュがリゲルにふった。
「おい!ガッシュ!長男のくせして逃げたな」リゲルの言葉に皆笑っている。
「俺のはつい先日、皆が経験した。それにリゲルのパワーは医者要らずだしな。
皆が経験すれば、さらに勉強しない訳に行かない。そうすればノルドに貢献する事になるだろう」
「さすがガッシュは上手い事を言う。リゲル加減して頼むよ」
「我儘な長男を持つと、苦労するもんだ。誰か、、『貴方が、いやでなければ、、』」
リゲルは一人の学生の心に話しかけた。
『えっ!私をですか?時々痛むのですがこれは昔からですから、、』
『もし、この場でが、いやだったら後でね。何とかなると思うよ』
「お願いいたします」と言って彼は机につかまって静かに立ち上がると、ゆっくりと前に来ようとした。
「あぁ、良いよ、俺がそこへ行く」と巨人のリゲルが窮屈そうに狭い階段状の通路を、一番上の列の、ドアの近くにいる彼の前に行った。
『リゲル、私が気がつかなくてはいけなかった』ノルドも彼の所へ行った。
『彼は座っているのが辛そうだった。さっき、すぐ後に隠れていて気がついたんだ』
『リゲル、無理するなよ。少し癒すぐらいならと思って言ったのだから、こんなに周りに学生がいたら』
『わかっているそんなに大変な状態じゃない。すぐだ』
リゲルは床に座るとかがんで、彼の右足に手を伸ばし触れた。
「俺につかまっていてくれ」
彼の右足の付け根から腰にかけて、リゲルが柔らかく暖かいパワーが溢れ、静かにこの教室に満ちていた。
「どうかな?」ノルドが聞くと、顔を上げたその学生の顔色が良くなっている事が分かる。
「初めてで、、、なんて言ったらいいだろう。本当に気持ちいいです」
「おぉ〜」教室にどよめきが起こった。
「どうかな?少し強いかもしれない大丈夫か?気絶させたら大変だ」
「、、、、大丈夫です」
心と身体中がリゲルのパワーで満たされて、目に涙が自然に浮んで来ていた。
「ありがとうございます。もう痛みはありません。ちょっと歩いてみてもいいですか?」
「ここは階段だよ。大丈夫か?ゆっくりな」
リゲルがガッシュと話している時と違って、優しい言葉で話すのに気遣いを感じる。
ノルドが手を添えて、一緒に彼と階段を少し下りて、また上がってきた。
「よかったな」
「ドクター、ありがとうございます」
彼はリゲルの前に手を差し出した。その頬を涙がつたっていた。
「ありがとうございます。リゲル。私は小児科が希望だったのですが、最近少し調子が悪くて、
これでは子供を抱き上げてあげる事も、遊んであげる事も出来ないと思って、、、、本当にありがとうございました」
「そう、俺も小児科が一番だよ。みんなの元気な笑顔を見る時が、最高によかったと感じる時だよな。
でも医者が体調悪いままでは、敏感なチビちゃんたちは安心できないだろう。なぜすぐ診て貰わないんだ?メディカルセンターの医長は、全員ベストの状態じゃないと仕事につかせないぞ」
「私が早く気がつかなければいけなかった。大切な君達に対する、配慮が足りなかった申し訳無い。君達は自分をベストの状態にしておくことも、医者の条件の一つだ。次のメディカルチェックはいつだ?」ノルドが聞いた。
「ノルド、半年に一度です」ランが、ノルドに伝えた。
『学生は半年に一回か?それは酷いな、すぐにでも変更だローテーション見直しをしなくてはな』
「皆さんのベッドには、モニターついているかい?」
「付いてません」
「分かりました。居住区内全てのベッドに、センターのコンピューターに繋がったモニターをつけるように、シティに申請します。
それぞれの星より環境がいいとはいえないから、自然に無理をしている場合が多い。
少しでも調子がいつもと違うようなら、遠慮なく、言ってこなくてはいけない。わかったね」
「ハイ!」
「ノルド、申し訳ありません。是非とも学生の皆さんからシティ、メディカルセンター、教育システム全てに対して、それぞれの部屋の端末から要望として入れておいてください。
これから、シティはどんどん変化していきますから、他の人にも伝えてください」とランが皆に言った。
リゲルの周りの3人の男女が彼を見上げていた。それぞれにリゲルに礼を言って握手をしていた。女の子は泣いていた。
『ノルド、えらい事になってしまった。ちょっと覗きにと思ったのに』
『いや、君たちを皆に紹介できて本当に良かったよ。毎日に勉強におわれていて、なかなかコミュニケーションがとれず、いつまでたっても緊張感が強くあったのが、一辺に吹っ飛んで連帯感まで出たよ。ありがとう、ガッシュならではだな』
『俺じゃないリゲルと君だ。ランも早速仕事していたし、授業は潰れたがよかったかもな。じゃそろそろ失礼するよ』
『リゲル・ランお先に失礼するよ』ガッシュが先に消えた。
「皆さん。用が出来たようなので飛び入り諸君は、帰ります!」ノルドが学生たちに大声で言った。
「突然お邪魔しました。勉強頑張ってください」
一斉に声が上がった。
「ありがとうございました!」
ランもリゲルもその場から消えた。
ほぉ〜っ!大教室に、溜息が響いた。暫し皆が周りの人たちと話しているざわざわした状態を、ノルドが嬉しそうに見ていた。
「皆さんは一度にコミュニケーションの壁を破りましたね。大変うれしい事です。さぁ我々は学ばねばならない事が山積みです。もう少し続きをやりましょう」
「さて、ノルド顔でもみてくるかな」
「ノルドは講義が入っていて、大学へ行ってます」
とランが、ノルドの予定を言った。
「ふ〜ん、怖い顔して「医学とは、、」って、お講義かな?俺もお勉強にちょっといってくる」
ガッシュがニヤニヤしているのを、リゲルが見逃すはずが無い。
「なんだよ、楽しそうなオーラが出まくっているぜ。俺も行く!」
「リゲルもか、、、行こう、行こう!勉強です。授業つぶしに行くんじゃないよ」
「いやぁ〜。面白そうだ。こういう時は、ランお前もくるんだ!何事も経験だからな」
リゲルの緑の大きな瞳が、楽しそうに輝いている。
「ガッシュ、なんだかリゲルが、治らなかったようですね、くくくっ!112大教室です。まだ授業中なんですが本当に行くのですか?」
「俺が治らないって?」
「いいんだ。俺はリゲルの菌が移った事は嬉しい。ラン勉強に行くんだ。授業中でなくてどうするんだよ」
「俺の菌?」リゲルはガッシュを見て首をかしげた。
「皆持っている強い個性の事さ。俺のもけっこう強いと思っていたら、彼にランが移ったといわれた。ラン、これは光栄でした。」
「はぁ?私がですか」
「リゲルにはランの菌は弱いようだな。はははっ」
「個性の強さか。許す!」
「おい!許すじゃなくて、影響が強すぎるんだって言ってんだよ」
「はいはい、行こう。席の空いている所に静かに黙ってすわるんだぞ」
リゲルは身を小さくするようにして笑った。
「お前が目立つんだよ!」
「彼は、最近とても鋭くなったから、もう分かっているかも」
「そうだな〜。リゲルどうする?」
「授業は受けるべきでしょう!行くぞ」
ノルドは講義をしている最中だった。
「シティで勉強する皆さんは、それぞれの星で勉強する数倍もの知識を、身につけなければなりません。、、、、、?!しかし机の上で勉強するばかりでなく、ここは、お互いが異星人同士。知らない星の人たちに、実際に触れることのできる最高の場なのです。もちろん文化習慣が違いますから、互いに不愉快にならないよう、勉強する事は当然でしょう。
中にはそんな事はお構いなく、誰とでも一方的に友達になってしまう特技のある人もいますが。
さぁ、皆さん今日周りに座った人に挨拶をしてみてください」ノルドは、ニヤニヤしていた。
『消えてたのに、ばれた?』
『当たり前だ、教室の空気が一変したよ』
「うぁ〜!ガッシュ?」
「こんにちは。勉強見せていただきに来ました」
「きゃ〜!ラン君!!」
「こんにちは、あの、お邪魔してすみません」
後に座っている友達に話し掛けようと振り向いた学生が、一番上の後ろに隠れていて顔を出したリゲルに驚いて
「ひゃ〜!リゲルだぁ〜!」
「何で俺には、ひゃ〜!なんだよ。はじめましてだろう?」
教室中が驚きと笑いで大騒ぎになった。
するとノルドが
「ところで、まだ診て貰った事はありませんがガッシュは私の主治医です」
「おぉ〜」
「え〜、本当ですかぁ?」
「彼ら全員がセンターのどの医者よりも、現場で人々を救っています。そして君達の誰よりも医学に詳しい。素晴らしい先輩です」
「ドクター、今日は特別授業でおねがいしますー!」学生の声でまたも教室がにぎやかになった。
『ガッシュが責任取れよ』ノルドが笑っている。
「それでは皆さん、ここで医者として人を癒す事を、学んでいる事と思いますが、この世界NO癒しのパワーを持つ、リゲルをほんの少しだけ、皆さんに経験してもらいましょう」と、ガッシュがリゲルにふった。
「おい!ガッシュ!長男のくせして逃げたな」リゲルの言葉に皆笑っている。
「俺のはつい先日、皆が経験した。それにリゲルのパワーは医者要らずだしな。
皆が経験すれば、さらに勉強しない訳に行かない。そうすればノルドに貢献する事になるだろう」
「さすがガッシュは上手い事を言う。リゲル加減して頼むよ」
「我儘な長男を持つと、苦労するもんだ。誰か、、『貴方が、いやでなければ、、』」
リゲルは一人の学生の心に話しかけた。
『えっ!私をですか?時々痛むのですがこれは昔からですから、、』
『もし、この場でが、いやだったら後でね。何とかなると思うよ』
「お願いいたします」と言って彼は机につかまって静かに立ち上がると、ゆっくりと前に来ようとした。
「あぁ、良いよ、俺がそこへ行く」と巨人のリゲルが窮屈そうに狭い階段状の通路を、一番上の列の、ドアの近くにいる彼の前に行った。
『リゲル、私が気がつかなくてはいけなかった』ノルドも彼の所へ行った。
『彼は座っているのが辛そうだった。さっき、すぐ後に隠れていて気がついたんだ』
『リゲル、無理するなよ。少し癒すぐらいならと思って言ったのだから、こんなに周りに学生がいたら』
『わかっているそんなに大変な状態じゃない。すぐだ』
リゲルは床に座るとかがんで、彼の右足に手を伸ばし触れた。
「俺につかまっていてくれ」
彼の右足の付け根から腰にかけて、リゲルが柔らかく暖かいパワーが溢れ、静かにこの教室に満ちていた。
「どうかな?」ノルドが聞くと、顔を上げたその学生の顔色が良くなっている事が分かる。
「初めてで、、、なんて言ったらいいだろう。本当に気持ちいいです」
「おぉ〜」教室にどよめきが起こった。
「どうかな?少し強いかもしれない大丈夫か?気絶させたら大変だ」
「、、、、大丈夫です」
心と身体中がリゲルのパワーで満たされて、目に涙が自然に浮んで来ていた。
「ありがとうございます。もう痛みはありません。ちょっと歩いてみてもいいですか?」
「ここは階段だよ。大丈夫か?ゆっくりな」
リゲルがガッシュと話している時と違って、優しい言葉で話すのに気遣いを感じる。
ノルドが手を添えて、一緒に彼と階段を少し下りて、また上がってきた。
「よかったな」
「ドクター、ありがとうございます」
彼はリゲルの前に手を差し出した。その頬を涙がつたっていた。
「ありがとうございます。リゲル。私は小児科が希望だったのですが、最近少し調子が悪くて、
これでは子供を抱き上げてあげる事も、遊んであげる事も出来ないと思って、、、、本当にありがとうございました」
「そう、俺も小児科が一番だよ。みんなの元気な笑顔を見る時が、最高によかったと感じる時だよな。
でも医者が体調悪いままでは、敏感なチビちゃんたちは安心できないだろう。なぜすぐ診て貰わないんだ?メディカルセンターの医長は、全員ベストの状態じゃないと仕事につかせないぞ」
「私が早く気がつかなければいけなかった。大切な君達に対する、配慮が足りなかった申し訳無い。君達は自分をベストの状態にしておくことも、医者の条件の一つだ。次のメディカルチェックはいつだ?」ノルドが聞いた。
「ノルド、半年に一度です」ランが、ノルドに伝えた。
『学生は半年に一回か?それは酷いな、すぐにでも変更だローテーション見直しをしなくてはな』
「皆さんのベッドには、モニターついているかい?」
「付いてません」
「分かりました。居住区内全てのベッドに、センターのコンピューターに繋がったモニターをつけるように、シティに申請します。
それぞれの星より環境がいいとはいえないから、自然に無理をしている場合が多い。
少しでも調子がいつもと違うようなら、遠慮なく、言ってこなくてはいけない。わかったね」
「ハイ!」
「ノルド、申し訳ありません。是非とも学生の皆さんからシティ、メディカルセンター、教育システム全てに対して、それぞれの部屋の端末から要望として入れておいてください。
これから、シティはどんどん変化していきますから、他の人にも伝えてください」とランが皆に言った。
リゲルの周りの3人の男女が彼を見上げていた。それぞれにリゲルに礼を言って握手をしていた。女の子は泣いていた。
『ノルド、えらい事になってしまった。ちょっと覗きにと思ったのに』
『いや、君たちを皆に紹介できて本当に良かったよ。毎日に勉強におわれていて、なかなかコミュニケーションがとれず、いつまでたっても緊張感が強くあったのが、一辺に吹っ飛んで連帯感まで出たよ。ありがとう、ガッシュならではだな』
『俺じゃないリゲルと君だ。ランも早速仕事していたし、授業は潰れたがよかったかもな。じゃそろそろ失礼するよ』
『リゲル・ランお先に失礼するよ』ガッシュが先に消えた。
「皆さん。用が出来たようなので飛び入り諸君は、帰ります!」ノルドが学生たちに大声で言った。
「突然お邪魔しました。勉強頑張ってください」
一斉に声が上がった。
「ありがとうございました!」
ランもリゲルもその場から消えた。
ほぉ〜っ!大教室に、溜息が響いた。暫し皆が周りの人たちと話しているざわざわした状態を、ノルドが嬉しそうに見ていた。
「皆さんは一度にコミュニケーションの壁を破りましたね。大変うれしい事です。さぁ我々は学ばねばならない事が山積みです。もう少し続きをやりましょう」




