<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 24
2人でメディカルセンターの、ノルドの所にいるキランに会いに行った。
ノルドは人を会うと、体調を診る習慣があるがこんなに驚いた事は無かった。
メディカルチェックをしたばかりのランがリゲルと一緒に
部屋に入ってきた時には、エネルギーレベルも感覚も別人になっていた。
『リゲル、ランは大丈夫なのか?まるで別人だ』
『ランは彼とコンタクトをとって飛躍している』とリゲルは伝えた。
「キランに会いに来たんだ」
ノルドが、キランはランの事が大変気になっていたようだが遠慮していたようだ
と教えてくれた。
キランはランが来た事で閉ざした心を、開き始めたように他のメンバーに見えた。
明るい女性に変化したのだ。
「キラン、はじめましてで良いのかな?どうぞよろしく」
「キランです。こちらこそどうぞよろしくお願い致します。こうしてちゃんと、
ご挨拶をするのは初めてです。でも一度、彼がお話になる時にお側にいらした、
ラン様を拝見しております。」
「話し?」
「えぇ、長老トゥー様の最長老就任式です。ドクターボォンが弟子の一人として
連れて行ってくださいました」
「そうだったの。キランここでラン様はおかしい、ランでいいよ。彼から君の事を
頼むと言われている。彼が外へ行く時に最後に会った星の人となったのだね」
「私など、とてもお会いできるようなものではないのに、シティへ来た事で
彼やランさ、、、に親しく御目にかかれるなんて思ってもいませんでした。
彼は医学全般に渡ってしっかり勉強しなさいと仰ってくださったので、今がんばっております」
「そうだ握手を。キランに触れろと言われていたのだ」
ランが手を出すとキランの手は少し震えていた。
「彼も握手を求めてくださって、、ラン様に触れるためだったのでしょうか?」
「ランでいい。キランに置き土産したのは!くくっ、困ったな。私達は外の人とコミュニケーションを取る事は苦手だろう。だから対処法をキランに伝えたと彼が言ってくれたんだよ。それが”リゲルを見習え!“とは困った。はははっ!」
「ランも”くくっ”と笑うのだな。ドキッとした。キランはどう思う?」
リゲルはしゃがみこんでキランを見た。
「私がリゲルを見習うのですか?ちょっと、ふふっ」
ノルドまで大笑いだ。
「リゲルを見習えか、ははっ。今の勉強よりも遥かに難しい課題だな。キラン」
「皆まだ俺を知らなさ過ぎるぞ。俺もよくわかってないが、はははっ!
ところでキラン、ランは星では偉いのか?」リゲルが笑いながら言った。
「偉くはないですよ」
「ラン様は、いえ、ランは星の尊敬される長老のお一人です」
「!その若さで長老?」
「年齢は関係ないのです。尊敬に値する仕事をしなければならない職種の名前なんだ」
「星を代表する役職についていて、よくシティにくる事が許されたな」
「彼の命だから、、私はそれを最優先にするのが私の職務なんです」
「お互い知らない事だらけだな。面倒だ。よかったら今、皆とまとめてコミュニケーションを取ろう」
「リゲルらしいな」
「そういうのは、まずいか?」
「すぐにでも、最低限のそれぞれの事と、対処の仕方は知っておく必要があります。皆がよければ、、、」
ランは、コミュニケ-ションの必要を感じ遠慮した。
『皆と言葉を交わすことだ』とリゲルが伝えてきた。
「ノルドはOKだろ、ガッシュは今シップでの訓練で外へ出ているから丁度いい、
皆でガッシュのところへいきなり行って、脅してやろう!」
リゲルはワクワクして外を見た。
ノルドはいつものリゲルの乗りに呆れた。
「本当驚かすのが好きだな。間違って攻撃されたらどうするんだ?」
「平和主義者の集まりだ心配ない。それに俺をのばす事が出来る唯一の人は
留守にしているし、敵か味方か瞬時に判断できなくては、実践には使えない
だろう。どうせだから標的になってやってもいいがな、面白いぞ」
「おい!目的が違う。リゲルはガッシュが怒ると怖いの知らないだろう。
開きがかなりあるが間違えなくお前の次に怖いんだぞ。周りの影響を考えると
怒らせない方がいいと思えるだろう?」
ノルドがニヤニヤして言った。
リゲルの瞳の色がわずかに変化した。
「そうか、ガッシュは怖いか。しかし本当に恐いのは彼だ。彼の場合悲しませない事だがな、、、。
一度コンタクトブースの前で、”知的生命が発生して以来、 あまりに多くの悲惨な出来事が未だに続いている。この悲惨な歴史ごと消してしまいたくなる事がある”と、寂しそうに言っていた。
俺は笑って”勘弁してくれ“と言ったが、深い悲しみに真実味があって、、、。
生まれて初めて恐いと感じたよ。我々はあまりに知らな過ぎた。宇宙に平和な歴史を作って行かなければならないと言う事を思い知らされた瞬間だった。さぁ、行こうかガッシュのところへ。
じゃぁキラン、ありがとう。ランも慣れなくて疲れるだろうから、キランがフォローしてくれるといいと思うよ」
リゲルは元の緑の美しい瞳でキランを見つめた。
キランは笑みを浮かべて頷いていたが、
リゲルの話しを聴き、表情の硬くなったランを見て笑いが消えた。
「ラン怖い顔をするな。キランが驚いている。我々一人一人の存在があまりに大切だと言う事だ。キラン、共に成長しよう」
リゲルはキランを残して、宇宙空間へ飛んだ。
ガッシュは突然現れた彼等に
『今から行くと伝えてきた途端、皆といきなり訓練中の宇宙空間に出てくるか?
いつも突然だから、だいぶ驚かなくなったが訓練妨害で報告するぞ!』
と言いながらも、
「実践は訓練と違うという事を教えるいい機会になった」と笑っていた。
「ほらガッシュは、怒らなかったぞ。ノルド」
「何がほらだ。ガッシュじゃなくても報告する義務があるぞこれは。ははっ!」
「ガッシュ、今度標的になるってのは駄目かな。」
「ゲームじゃないんだ。まったく」
「面白いと思うがなぁ。じゃぁ、手っ取り早く情報交換だ」
それは一瞬の事だった。皆が情報として伝えようと思った事を、
瞬時にそれぞれに渡していた。
「おいリゲル、、、手っ取り早いのは確かだが」
「ランに最低限の事を知らせる必要があった、質問はこれからコミュニケーションといこう。
彼の多様な情報処理をもっとしっかり経験しておけば良かったと思うよ」
『ラン、いろいろ俺にも教えてくれよ』
リゲルは美しい緑の大きな目でランを見た。
「知る限りの事を伝えますが、いつでも質問は御自由にとは言いません。せめてノックぐらいはしてください」
「そりゃそうだな。はははっ」
「ラン、リゲルと付き合うには、”人を驚かす生命体”と覚えておくと、いいらしい」
「ガッシュ上手いこと言うな。でも彼ほどじゃない。度々目の前で桁違いに驚かされたよ」
「いいや、リゲルも相当、桁違いだぜ」
「これからだ。強い意志でコントロールできる自分を作り上げていきたい。皆もだぞ。ワクワクするな。さてラン、質問は?」
「すべて了解ました。今のところ質問はないです。皆さんの方からは?」
「すべて?、、すべてか。そう、特長の一つだったな。それにしても凄い速さで飛躍し続けているな」
「もちろんすべてと言っても、提供された情報のすべてと言う事です。礼儀はわきまえているつもりです。飛躍の速度、これでは歯痒い位です。どうしてもブレーキがかかる。すべての、かせをはずして開放したらと思うけど」
「いつも礼儀の枠を越えていたのは俺だ。これからは必要な情報は、その場で得てほしい」
「問題発言だな。はははっ!でも皆分かっている。それどころか、その事に返って安心感を得ていたぐらいだ」
「私も同じでした」
「ラン」
ノルドが真剣な表情でランを見つめて言った。
「ブレーキがかかっているのか?危険だ。それに随ってゆっくりでいい。ランに対する大変な期待と、その実力があることは分かっている。ここで仕事をしていくうちに、やらねばならない事と現実とに力がある分、次第にプレッシャーが高くなっていく、彼でさえそうだった。リゲルのフォローは肉体的な面だけでなく、精神面に安定と自信を与える。その分、皆加速するのだ。リゲルもっとゆっくりだ、ランにあまり影響しすぎるな。私達はランを護りたい。解ってくれるな」
リゲルは瞳の色を少し変化させながら、ノルドとランの瞳をジッと覗き込んで
『よく、わかった』と伝えた。
「生命は危険を察知すると防衛本能が働く。ランは異常なほど
バイオ・ポテンシャルが高い、いつかとてつもない力を発揮すると思っていたが、
彼とコンタクトをとって、いきなり急激な変化をし始めた。
ブレーキも彼の置き土産だと思う事だと思ったほうが良いぞ。
無理をすると、精神と肉体のバランスを崩してしまう。君の身体にどのように
影響しているのか。把握しておきたい」
「分かりました。私も知ってもらう必要がありますし、変化しつづけています」
「彼もリゲルも、医者として残念だが解る事の方が少ない存在だ。
ランもきっとそうだろう。しかし、私の役目だ」

2人でメディカルセンターの、ノルドの所にいるキランに会いに行った。
ノルドは人を会うと、体調を診る習慣があるがこんなに驚いた事は無かった。
メディカルチェックをしたばかりのランがリゲルと一緒に
部屋に入ってきた時には、エネルギーレベルも感覚も別人になっていた。
『リゲル、ランは大丈夫なのか?まるで別人だ』
『ランは彼とコンタクトをとって飛躍している』とリゲルは伝えた。
「キランに会いに来たんだ」
ノルドが、キランはランの事が大変気になっていたようだが遠慮していたようだ
と教えてくれた。
キランはランが来た事で閉ざした心を、開き始めたように他のメンバーに見えた。
明るい女性に変化したのだ。
「キラン、はじめましてで良いのかな?どうぞよろしく」
「キランです。こちらこそどうぞよろしくお願い致します。こうしてちゃんと、
ご挨拶をするのは初めてです。でも一度、彼がお話になる時にお側にいらした、
ラン様を拝見しております。」
「話し?」
「えぇ、長老トゥー様の最長老就任式です。ドクターボォンが弟子の一人として
連れて行ってくださいました」
「そうだったの。キランここでラン様はおかしい、ランでいいよ。彼から君の事を
頼むと言われている。彼が外へ行く時に最後に会った星の人となったのだね」
「私など、とてもお会いできるようなものではないのに、シティへ来た事で
彼やランさ、、、に親しく御目にかかれるなんて思ってもいませんでした。
彼は医学全般に渡ってしっかり勉強しなさいと仰ってくださったので、今がんばっております」
「そうだ握手を。キランに触れろと言われていたのだ」
ランが手を出すとキランの手は少し震えていた。
「彼も握手を求めてくださって、、ラン様に触れるためだったのでしょうか?」
「ランでいい。キランに置き土産したのは!くくっ、困ったな。私達は外の人とコミュニケーションを取る事は苦手だろう。だから対処法をキランに伝えたと彼が言ってくれたんだよ。それが”リゲルを見習え!“とは困った。はははっ!」
「ランも”くくっ”と笑うのだな。ドキッとした。キランはどう思う?」
リゲルはしゃがみこんでキランを見た。
「私がリゲルを見習うのですか?ちょっと、ふふっ」
ノルドまで大笑いだ。
「リゲルを見習えか、ははっ。今の勉強よりも遥かに難しい課題だな。キラン」
「皆まだ俺を知らなさ過ぎるぞ。俺もよくわかってないが、はははっ!
ところでキラン、ランは星では偉いのか?」リゲルが笑いながら言った。
「偉くはないですよ」
「ラン様は、いえ、ランは星の尊敬される長老のお一人です」
「!その若さで長老?」
「年齢は関係ないのです。尊敬に値する仕事をしなければならない職種の名前なんだ」
「星を代表する役職についていて、よくシティにくる事が許されたな」
「彼の命だから、、私はそれを最優先にするのが私の職務なんです」
「お互い知らない事だらけだな。面倒だ。よかったら今、皆とまとめてコミュニケーションを取ろう」
「リゲルらしいな」
「そういうのは、まずいか?」
「すぐにでも、最低限のそれぞれの事と、対処の仕方は知っておく必要があります。皆がよければ、、、」
ランは、コミュニケ-ションの必要を感じ遠慮した。
『皆と言葉を交わすことだ』とリゲルが伝えてきた。
「ノルドはOKだろ、ガッシュは今シップでの訓練で外へ出ているから丁度いい、
皆でガッシュのところへいきなり行って、脅してやろう!」
リゲルはワクワクして外を見た。
ノルドはいつものリゲルの乗りに呆れた。
「本当驚かすのが好きだな。間違って攻撃されたらどうするんだ?」
「平和主義者の集まりだ心配ない。それに俺をのばす事が出来る唯一の人は
留守にしているし、敵か味方か瞬時に判断できなくては、実践には使えない
だろう。どうせだから標的になってやってもいいがな、面白いぞ」
「おい!目的が違う。リゲルはガッシュが怒ると怖いの知らないだろう。
開きがかなりあるが間違えなくお前の次に怖いんだぞ。周りの影響を考えると
怒らせない方がいいと思えるだろう?」
ノルドがニヤニヤして言った。
リゲルの瞳の色がわずかに変化した。
「そうか、ガッシュは怖いか。しかし本当に恐いのは彼だ。彼の場合悲しませない事だがな、、、。
一度コンタクトブースの前で、”知的生命が発生して以来、 あまりに多くの悲惨な出来事が未だに続いている。この悲惨な歴史ごと消してしまいたくなる事がある”と、寂しそうに言っていた。
俺は笑って”勘弁してくれ“と言ったが、深い悲しみに真実味があって、、、。
生まれて初めて恐いと感じたよ。我々はあまりに知らな過ぎた。宇宙に平和な歴史を作って行かなければならないと言う事を思い知らされた瞬間だった。さぁ、行こうかガッシュのところへ。
じゃぁキラン、ありがとう。ランも慣れなくて疲れるだろうから、キランがフォローしてくれるといいと思うよ」
リゲルは元の緑の美しい瞳でキランを見つめた。
キランは笑みを浮かべて頷いていたが、
リゲルの話しを聴き、表情の硬くなったランを見て笑いが消えた。
「ラン怖い顔をするな。キランが驚いている。我々一人一人の存在があまりに大切だと言う事だ。キラン、共に成長しよう」
リゲルはキランを残して、宇宙空間へ飛んだ。
ガッシュは突然現れた彼等に
『今から行くと伝えてきた途端、皆といきなり訓練中の宇宙空間に出てくるか?
いつも突然だから、だいぶ驚かなくなったが訓練妨害で報告するぞ!』
と言いながらも、
「実践は訓練と違うという事を教えるいい機会になった」と笑っていた。
「ほらガッシュは、怒らなかったぞ。ノルド」
「何がほらだ。ガッシュじゃなくても報告する義務があるぞこれは。ははっ!」
「ガッシュ、今度標的になるってのは駄目かな。」
「ゲームじゃないんだ。まったく」
「面白いと思うがなぁ。じゃぁ、手っ取り早く情報交換だ」
それは一瞬の事だった。皆が情報として伝えようと思った事を、
瞬時にそれぞれに渡していた。
「おいリゲル、、、手っ取り早いのは確かだが」
「ランに最低限の事を知らせる必要があった、質問はこれからコミュニケーションといこう。
彼の多様な情報処理をもっとしっかり経験しておけば良かったと思うよ」
『ラン、いろいろ俺にも教えてくれよ』
リゲルは美しい緑の大きな目でランを見た。
「知る限りの事を伝えますが、いつでも質問は御自由にとは言いません。せめてノックぐらいはしてください」
「そりゃそうだな。はははっ」
「ラン、リゲルと付き合うには、”人を驚かす生命体”と覚えておくと、いいらしい」
「ガッシュ上手いこと言うな。でも彼ほどじゃない。度々目の前で桁違いに驚かされたよ」
「いいや、リゲルも相当、桁違いだぜ」
「これからだ。強い意志でコントロールできる自分を作り上げていきたい。皆もだぞ。ワクワクするな。さてラン、質問は?」
「すべて了解ました。今のところ質問はないです。皆さんの方からは?」
「すべて?、、すべてか。そう、特長の一つだったな。それにしても凄い速さで飛躍し続けているな」
「もちろんすべてと言っても、提供された情報のすべてと言う事です。礼儀はわきまえているつもりです。飛躍の速度、これでは歯痒い位です。どうしてもブレーキがかかる。すべての、かせをはずして開放したらと思うけど」
「いつも礼儀の枠を越えていたのは俺だ。これからは必要な情報は、その場で得てほしい」
「問題発言だな。はははっ!でも皆分かっている。それどころか、その事に返って安心感を得ていたぐらいだ」
「私も同じでした」
「ラン」
ノルドが真剣な表情でランを見つめて言った。
「ブレーキがかかっているのか?危険だ。それに随ってゆっくりでいい。ランに対する大変な期待と、その実力があることは分かっている。ここで仕事をしていくうちに、やらねばならない事と現実とに力がある分、次第にプレッシャーが高くなっていく、彼でさえそうだった。リゲルのフォローは肉体的な面だけでなく、精神面に安定と自信を与える。その分、皆加速するのだ。リゲルもっとゆっくりだ、ランにあまり影響しすぎるな。私達はランを護りたい。解ってくれるな」
リゲルは瞳の色を少し変化させながら、ノルドとランの瞳をジッと覗き込んで
『よく、わかった』と伝えた。
「生命は危険を察知すると防衛本能が働く。ランは異常なほど
バイオ・ポテンシャルが高い、いつかとてつもない力を発揮すると思っていたが、
彼とコンタクトをとって、いきなり急激な変化をし始めた。
ブレーキも彼の置き土産だと思う事だと思ったほうが良いぞ。
無理をすると、精神と肉体のバランスを崩してしまう。君の身体にどのように
影響しているのか。把握しておきたい」
「分かりました。私も知ってもらう必要がありますし、変化しつづけています」
「彼もリゲルも、医者として残念だが解る事の方が少ない存在だ。
ランもきっとそうだろう。しかし、私の役目だ」




