<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 23
セントラル・シティでは、緊張気味のランを、ボスや主だったメンバーと、スタッフが出迎えてくれた.
「ようこそセントラル・シティへ。君のこれからの活躍を期待しています」
ボスが歓迎の挨拶をし、そこに参加したメンバーは順に簡単な自己紹介を始めたころには、ギャラリーが、彼の星から素晴らしい人材がきたとどんどん増えた。
リゲルは一気に押し寄せる思考が、ランに負担をかけている始めている事に気が付き
途中でボスに予定変更を伝えた。
「まだチェックもすんでないので、またゆっくりと皆さんとコミュニケーションを取って貰いましょう。皆さんも解散してください」
「さぁ、ここシティではメディカル・チェックを最初に受けることになっている、ドクター・ノルドとチェックブースへ行こう」リゲルがノルドを紹介した。
「はじめましてラン。かなり緊張を強いられているようだが、大丈夫かな?シティは賑やか過ぎるからね」
「はじめまして。彼からドクター・ノルドが主治医をと聴いてました。星の者として心から感謝致します」
「いや何もできない主治医でな。ところでキランが医学生として来ているが、彼女はもう挨拶にきたかな」
「彼女は着いてすぐに挨拶がありましたが、顔を会わせていません」
「今猛烈に勉強しているからな。ノルドも時間のある限り、彼女について教えているよ」
リゲルが言うと、ランは驚いたようにノルドに礼を言った。
「ノルドが付きっきりで!ありがとうございます。りっぱな医者になれま、、」
「なれるなで良い。はははっ」リゲルは嬉しそうに笑った。
「リゲルと話す言葉の方が、よほど神経を使う、なぁ」
「そりゃ問題だな。そのうち俺達の会話に慣れればいいさ、話したいように話してくれるんで良いよ」
ランのメディカルチャックは特に問題はなかったが、テレパス特有の繊細さが見られた。そして潜在パワーのポテンシャルは飛びぬけて高く、異常ともいえる数値であったことにノルドは注目した。
表に出てきていないが、とてつもない力を秘めている事がわかる。
「今日はこのシティのメインコントロールルームぐらいは行けるかな。皆君にコンタクトしてくるぞ。疲れたら遠慮するな」
リゲルは、ランに知る必要のあることは、プライベート情報も遠慮せずに聴けと言ってあったが、なかなか自分から聞いてこなかった。
皆にランを紹介しながら、独特の自然な会話で話しを引き出していく。皆がリゲルを信頼している事が良く分かる。
ランも顔を少し引きつらせ驚いていた。
『リゲル良いのかな。来たばかりの私にまで何でもだよ』と不安を伝えた。
「ランは彼の星から来た人だ。皆の彼に対する信頼でもあるんだよ。君の場合どうするのか解らないが、適当に心を閉じていいんだぞ。彼は常時OFFだと言ってた」
リゲルは首を降って”俺らには理解不能だよ”と言った。
「少しビックリして。彼に対する信頼、そうだね」
その後メインコンピューターのコンタクトブースへ一緒に行った。
[お帰りなさいリゲル。そしてラン、セントラル・シティへようこそ。貴方を歓迎いたします]
「ランの情報が入っているな。彼からメッセージがあるかもしれない。俺は外で待っているよ」
「リゲル、ここに居てくれますか?」
「ん?良いよ。しかし狭いんだな、これが」
「本当だね、リゲル用に大きなブースが必要だ」
「面倒だから、メインコンピュータールームで直接コンタクト取るのがいいんだけれどな、あそこなら俺丁度いい」
「セキュリティーがOKするんですか?くくっ!」
[ランに、彼からメッセージをお預かりしております]
「やっぱりだ」リゲルはランの後ろから正面を見ていた。
・
[ラン、シティへようこそ。リゲルが迎えに行ってくれたのだな。
故郷とはだいぶ環境が違う慣れるまでかなり疲れるだろう。
これでもプライベートにはうるさく規制があるのだが、私とリゲルが頻繁に
規則違反したからね。
キランに会ったか?彼女と接触するといい。
他所の人々とのコミュニケーションを取るための対処法を少し伝えてある。
おそらく彼女は勉強に集中していて気がつかないだろうが触れれば変化する。
よき相談相手になってやって欲しい。ラン、キランの後に続く星の者達が、続々と
シティにやってくる事になるだろう。君達の経験こそが彼らの支えとなる。
ランは私と最も長い時間一緒にいた、誰よりも多くの影響を受けている。私はこの時
がきた事が嬉しい。ランは時を待っていただけだ。君もまた未来への素晴らしい生命
のつながりの一人なのだよ。これからランの実力は、爆発的に飛躍し磨かれていく
だろう。
リゲルは君と共にかけがえのない存在だ。この世界に彼を超える者はいないが共に
限りある命だ。護りあっていきなさい。ランにはそれができる。
星では私に対しての周りの思いもあったし、ランには時間が必要だった。
しかし私も、リゲルのように君を抱きしめて、君が受け入れられる限りの私の
能力を譲りたいと思っていたが、ただあまりに未成熟な状態でまだ危険だった。
ラン、君を抱いたのは君の親とリゲルだけではないのだよ。瀕死のランを抱き上げて
連れ出したのは救助隊ではなく、私だ。その時君のすべてを知り、それから共に
暮らす事にした。飛躍した君の素晴らしい能力で、多くの人が助かる事になるだろう。
ランは待っていますと言ったが、待っていたのは私の方なのだ。
今、すべてがいとおしくてたまらない。
ラン、リゲルと私の家に来るといい、そしていつかその先へと、そう思うだけで
私は嬉しいし、癒されていく思いがする。
私は幸せだ。君にそれを伝えたい。そして皆に伝えて欲しい]
・
「何故、突然。私達は貴方を必要と、、!!」ランの心が叫んでいた。
するとリゲルは、ランを後から静かに抱きしめた。
『ラン、すまない、、、、伝え、、、』
ランは一瞬ビクッ!としたが何度も頷き、震えながらそのまま声をころして
泣いていた。
それは僅かに数秒程度の事で、すぐにリゲルは元に戻ったように感じた。
リゲルは彼のメッセージを聴きながら、いつのまにか自分の中の彼を呼び
起こしていたのだった。
緑の美しい大きな瞳は、涙が溢れんばかりになって輝いていた。
「彼だ!彼の思いが伝わってきたんだ。ランが羨ましい。もっと早くに出会って
いたかった!」
「ありがとう。リゲルこそ素晴らしい!出会えたことに感謝します。今私は
彼を感じ、全宇宙に生命が開放されていくような幸福感で満たされました」
「ランの扉は開かれたようだね。時が来たら彼の家に一緒に行こう。
1回連れて行って貰っただけで、どうしたらいいか分からないが、一つ目標が
決まったな」
『開放されたと同時に、意味を理解したように感じました。経験を通して確実に
なっていくと。リゲルと一緒なら、すべて越えていける。よろしくお願いします』
ランが静かに笑ってリゲルに伝えた。
今までのランとは違う存在がそこにはいた。
「ランが一番多く彼の影響を受けているのだったな、、、凄い事になってきた。
さぁ次だ。キランに会いに行こう」
セントラル・シティでは、緊張気味のランを、ボスや主だったメンバーと、スタッフが出迎えてくれた.
「ようこそセントラル・シティへ。君のこれからの活躍を期待しています」
ボスが歓迎の挨拶をし、そこに参加したメンバーは順に簡単な自己紹介を始めたころには、ギャラリーが、彼の星から素晴らしい人材がきたとどんどん増えた。
リゲルは一気に押し寄せる思考が、ランに負担をかけている始めている事に気が付き
途中でボスに予定変更を伝えた。
「まだチェックもすんでないので、またゆっくりと皆さんとコミュニケーションを取って貰いましょう。皆さんも解散してください」
「さぁ、ここシティではメディカル・チェックを最初に受けることになっている、ドクター・ノルドとチェックブースへ行こう」リゲルがノルドを紹介した。
「はじめましてラン。かなり緊張を強いられているようだが、大丈夫かな?シティは賑やか過ぎるからね」
「はじめまして。彼からドクター・ノルドが主治医をと聴いてました。星の者として心から感謝致します」
「いや何もできない主治医でな。ところでキランが医学生として来ているが、彼女はもう挨拶にきたかな」
「彼女は着いてすぐに挨拶がありましたが、顔を会わせていません」
「今猛烈に勉強しているからな。ノルドも時間のある限り、彼女について教えているよ」
リゲルが言うと、ランは驚いたようにノルドに礼を言った。
「ノルドが付きっきりで!ありがとうございます。りっぱな医者になれま、、」
「なれるなで良い。はははっ」リゲルは嬉しそうに笑った。
「リゲルと話す言葉の方が、よほど神経を使う、なぁ」
「そりゃ問題だな。そのうち俺達の会話に慣れればいいさ、話したいように話してくれるんで良いよ」
ランのメディカルチャックは特に問題はなかったが、テレパス特有の繊細さが見られた。そして潜在パワーのポテンシャルは飛びぬけて高く、異常ともいえる数値であったことにノルドは注目した。
表に出てきていないが、とてつもない力を秘めている事がわかる。
「今日はこのシティのメインコントロールルームぐらいは行けるかな。皆君にコンタクトしてくるぞ。疲れたら遠慮するな」
リゲルは、ランに知る必要のあることは、プライベート情報も遠慮せずに聴けと言ってあったが、なかなか自分から聞いてこなかった。
皆にランを紹介しながら、独特の自然な会話で話しを引き出していく。皆がリゲルを信頼している事が良く分かる。
ランも顔を少し引きつらせ驚いていた。
『リゲル良いのかな。来たばかりの私にまで何でもだよ』と不安を伝えた。
「ランは彼の星から来た人だ。皆の彼に対する信頼でもあるんだよ。君の場合どうするのか解らないが、適当に心を閉じていいんだぞ。彼は常時OFFだと言ってた」
リゲルは首を降って”俺らには理解不能だよ”と言った。
「少しビックリして。彼に対する信頼、そうだね」
その後メインコンピューターのコンタクトブースへ一緒に行った。
[お帰りなさいリゲル。そしてラン、セントラル・シティへようこそ。貴方を歓迎いたします]
「ランの情報が入っているな。彼からメッセージがあるかもしれない。俺は外で待っているよ」
「リゲル、ここに居てくれますか?」
「ん?良いよ。しかし狭いんだな、これが」
「本当だね、リゲル用に大きなブースが必要だ」
「面倒だから、メインコンピュータールームで直接コンタクト取るのがいいんだけれどな、あそこなら俺丁度いい」
「セキュリティーがOKするんですか?くくっ!」
[ランに、彼からメッセージをお預かりしております]
「やっぱりだ」リゲルはランの後ろから正面を見ていた。
・
[ラン、シティへようこそ。リゲルが迎えに行ってくれたのだな。
故郷とはだいぶ環境が違う慣れるまでかなり疲れるだろう。
これでもプライベートにはうるさく規制があるのだが、私とリゲルが頻繁に
規則違反したからね。
キランに会ったか?彼女と接触するといい。
他所の人々とのコミュニケーションを取るための対処法を少し伝えてある。
おそらく彼女は勉強に集中していて気がつかないだろうが触れれば変化する。
よき相談相手になってやって欲しい。ラン、キランの後に続く星の者達が、続々と
シティにやってくる事になるだろう。君達の経験こそが彼らの支えとなる。
ランは私と最も長い時間一緒にいた、誰よりも多くの影響を受けている。私はこの時
がきた事が嬉しい。ランは時を待っていただけだ。君もまた未来への素晴らしい生命
のつながりの一人なのだよ。これからランの実力は、爆発的に飛躍し磨かれていく
だろう。
リゲルは君と共にかけがえのない存在だ。この世界に彼を超える者はいないが共に
限りある命だ。護りあっていきなさい。ランにはそれができる。
星では私に対しての周りの思いもあったし、ランには時間が必要だった。
しかし私も、リゲルのように君を抱きしめて、君が受け入れられる限りの私の
能力を譲りたいと思っていたが、ただあまりに未成熟な状態でまだ危険だった。
ラン、君を抱いたのは君の親とリゲルだけではないのだよ。瀕死のランを抱き上げて
連れ出したのは救助隊ではなく、私だ。その時君のすべてを知り、それから共に
暮らす事にした。飛躍した君の素晴らしい能力で、多くの人が助かる事になるだろう。
ランは待っていますと言ったが、待っていたのは私の方なのだ。
今、すべてがいとおしくてたまらない。
ラン、リゲルと私の家に来るといい、そしていつかその先へと、そう思うだけで
私は嬉しいし、癒されていく思いがする。
私は幸せだ。君にそれを伝えたい。そして皆に伝えて欲しい]
・
「何故、突然。私達は貴方を必要と、、!!」ランの心が叫んでいた。
するとリゲルは、ランを後から静かに抱きしめた。
『ラン、すまない、、、、伝え、、、』
ランは一瞬ビクッ!としたが何度も頷き、震えながらそのまま声をころして
泣いていた。
それは僅かに数秒程度の事で、すぐにリゲルは元に戻ったように感じた。
リゲルは彼のメッセージを聴きながら、いつのまにか自分の中の彼を呼び
起こしていたのだった。
緑の美しい大きな瞳は、涙が溢れんばかりになって輝いていた。
「彼だ!彼の思いが伝わってきたんだ。ランが羨ましい。もっと早くに出会って
いたかった!」
「ありがとう。リゲルこそ素晴らしい!出会えたことに感謝します。今私は
彼を感じ、全宇宙に生命が開放されていくような幸福感で満たされました」
「ランの扉は開かれたようだね。時が来たら彼の家に一緒に行こう。
1回連れて行って貰っただけで、どうしたらいいか分からないが、一つ目標が
決まったな」
『開放されたと同時に、意味を理解したように感じました。経験を通して確実に
なっていくと。リゲルと一緒なら、すべて越えていける。よろしくお願いします』
ランが静かに笑ってリゲルに伝えた。
今までのランとは違う存在がそこにはいた。
「ランが一番多く彼の影響を受けているのだったな、、、凄い事になってきた。
さぁ次だ。キランに会いに行こう」




