<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 22
PT銀河にある、二つの恒星に美しく光る輪を持つ巨大な惑星が、宇宙空間に
現われた。
リゲルはランに会うために、彼の星の宇宙港に向かっていた。
『ラン、リゲルだ。どうしても君に会いたい。もうすぐ、そっちの宇宙港へ着く
予定だ。入港許可が欲しい』
しかし、ランからの返事は無かった。
「セントラル・シティのリゲルだ。入港許可を求める」
直接宇宙港に入港を申請した。
「リゲル様ですね。ラン様より伺っております。ゲート3にどうぞ」
「ちっ!聞こえてたってか」
「リゲル、ようこそ!」「こんにちは、リゲル」
宇宙港には、何度か来ているので皆歓待してくれた。
「ラン様が、お待ちです。どうぞこちらへ」
宇宙港の最上階の大きな部屋へ通された。
「リゲル、久しぶりです」
ランが別なドアから入ってきたが、その雰囲気は前と違っていた。
互いに、話したい事がたくさんあり過ぎ、しばし沈黙が続いた。
『ラン』
リゲルが呼びかけるとランが話し始めた。
「彼からすべて聴きました。リゲルにも同じ事を伝えたと」
「そうか、、、、、この星の人は、皆鋭いから、俺の感情が零れると困る。
外へ行かないか?」
「外?」
「大丈夫、ここから少し離れよう。それだけでここの人は分かってくれるだろ」
リゲルの作ったバリアで、瞬時に宇宙港から離れ
二つの恒星と、美しく光る輪を持つ惑星が見える所まで来た。
「リゲルすごいですね!信じられない
「ここから見ると本当に綺麗だろ?ランに見せたいと思った。彼の帰る星だ」
「、、、そうです。本当に美しい星です」
「喜んでもらえたかな。さぁ、心配かけないぐらいの距離に戻ろう」
「ありがとう。でも向こうでは、とっくにビックリしてますよ。」
「はははっ。そうだ!ラン、脅かしたい奴いるか?」
「えぇ?」
「そいつのいる所の窓に手を振ったら面白いかも!」
「そんなぁ。リゲル、危険だって出入り禁止になりますよ。ふふっ」
「そりゃまずい!」
「ラン、彼は、、、、、」
「私は、彼の言ったことをそのまま受け止めています。信じて私は行くしか
ありません」
「そうだな。彼は思い出せばいいと言った。分からない事だらけだが、彼の思いは
俺の中にもある」
「えぇ、リゲルが彼と来た時に、貴方の持つ特長はあまりに彼に近くて、
皆ビックリしたと同時に感動しました」
「彼の特長に近い?パワーが似ているものがあるとは言われたが、俺自身
彼が見せてくれるかけ離れた能力に、その度に驚いていたし、本来の彼は
まったく解ってないと思う」
「外に溢れてくるものも、少し似ているのですが星の者は判るんです」
「ランも、良く解らない事を言うんだな」
「私もですか?」
「彼の答えは、いつもわからん!」
「はははっ!それは私達も同じでしたよ」
「ラン、一緒に彼の仕事をやろう。それが言いたくて来たんだ」
「えぇ、知っています。貴方の役にたてと言われました。そして私にはランと
リゲルがいつも居てくれていたと」
「、、、、そうか。彼の置き土産のひとつだ、、、ちょっと目が回るかも知れないが」
『目が回る?』いつものリゲルとは、違う感じがした。
リゲルがランに触れた。その大きな美しい緑の目はジッとランを見ている。
「共に未来に、、、、、、、ラン、ありがとう」
リゲルの口から出たその言葉は、、、。
少しして最上階の部屋に戻っていた。
ランのブルーの目に涙が光っていた。
「ラン、大丈夫か?初めてなのに時間が長かったか」
「大丈夫です。彼はどこからでも、どんな形をとってでも、皆の望む所に行くと。
今、間違えなく、リゲルの一部に彼が、、、、」
「いや、それは違う。俺が感じた彼であって、彼自身ではないぞ」
「そうです。でも彼です。リゲルには置き土産をたくさんしたと」
「ランには、何でも伝えてあるんだな」
「私は知る必要があるからです。リゲルの事をもっと知りたいです」
「お互いな」
「帰って星の皆に、挨拶でもしなければならないだろう?」
「リゲルとシティへ行く事は、すでに長老達にも伝えて許可も頂いてます」
「返事が無いと思ったら、すべて済ませていたのか。家族は、、」
「いません。彼に助けられてそれ以来、ずっと彼と一緒でした」
「そうだったのか、すまなかった」
「いいえ。ゲート3の準備は完了しています。行きましょう」
宇宙港のスタッフからメッセージが入った。
「リゲル様、また是非おいでください。
ラン様、”お元気で。そして、いつでもリゲル様とお戻りください”と、
皆様からメッセージです。それではお気をつけて、よい旅を」
「私に何か、行き過ぎや勘違いがあるように思ったら、いつでも遠慮せずに
言ってください。私はこの星を出て、他所へ行った事がありません。いろいろ
教えて頂かないとならないと思いますが、どうぞよろしくお願い致します」
「ランの精神を護るのは、厄介かもしれない。慣れるまで我慢してもらうしか
ないな。相手が彼と違って、俺じゃ疲れるだろう、でも一緒に超えるしかないな
、、、、、彼を護れなかった分、ランを護る」
「ありがとう、、、でも私も同じ思いでいるのです。私はリゲルとはじめてあった
時から、彼と同じように信頼しています」
リゲルの瞳孔がクッと大きくなったように感じ、瞳は美しく輝いて見えた。
「あと3人、頼もしい仲間がいる、向こうに着いたら紹介しよう」
「聞いてます」
「OK。ラン、一つお願いがあるんだ」
「なんでしょうか?」
「俺は言葉使いが、おかしいらしい」
「えぇ、おかしいと言うより、乱暴なのでは。ふふっ」
「そうだ。だからその丁寧な言葉で話されるのが苦手だ。普通に喋ってくれよ」
ランは笑いながら言った。
「これが普通です」
「分かっている。だからお願いしているんだ」
「彼にも良くそう言われ、、言われたよ」
「そうだろー、そうそう!」
「ははっ」
「リゲルは、どこまでも人を楽しくさせ、その美しい緑の瞳は、安心を与える不思議だ」
「そりゃ、この巨体だからな。存在自体皆がビビルだろ、努力しているわけさ」
「、、、ビビルね。そうかもしれない。はははっ」
「おい!」
PT銀河にある、二つの恒星に美しく光る輪を持つ巨大な惑星が、宇宙空間に
現われた。
リゲルはランに会うために、彼の星の宇宙港に向かっていた。
『ラン、リゲルだ。どうしても君に会いたい。もうすぐ、そっちの宇宙港へ着く
予定だ。入港許可が欲しい』
しかし、ランからの返事は無かった。
「セントラル・シティのリゲルだ。入港許可を求める」
直接宇宙港に入港を申請した。
「リゲル様ですね。ラン様より伺っております。ゲート3にどうぞ」
「ちっ!聞こえてたってか」
「リゲル、ようこそ!」「こんにちは、リゲル」
宇宙港には、何度か来ているので皆歓待してくれた。
「ラン様が、お待ちです。どうぞこちらへ」
宇宙港の最上階の大きな部屋へ通された。
「リゲル、久しぶりです」
ランが別なドアから入ってきたが、その雰囲気は前と違っていた。
互いに、話したい事がたくさんあり過ぎ、しばし沈黙が続いた。
『ラン』
リゲルが呼びかけるとランが話し始めた。
「彼からすべて聴きました。リゲルにも同じ事を伝えたと」
「そうか、、、、、この星の人は、皆鋭いから、俺の感情が零れると困る。
外へ行かないか?」
「外?」
「大丈夫、ここから少し離れよう。それだけでここの人は分かってくれるだろ」
リゲルの作ったバリアで、瞬時に宇宙港から離れ
二つの恒星と、美しく光る輪を持つ惑星が見える所まで来た。
「リゲルすごいですね!信じられない
「ここから見ると本当に綺麗だろ?ランに見せたいと思った。彼の帰る星だ」
「、、、そうです。本当に美しい星です」
「喜んでもらえたかな。さぁ、心配かけないぐらいの距離に戻ろう」
「ありがとう。でも向こうでは、とっくにビックリしてますよ。」
「はははっ。そうだ!ラン、脅かしたい奴いるか?」
「えぇ?」
「そいつのいる所の窓に手を振ったら面白いかも!」
「そんなぁ。リゲル、危険だって出入り禁止になりますよ。ふふっ」
「そりゃまずい!」
「ラン、彼は、、、、、」
「私は、彼の言ったことをそのまま受け止めています。信じて私は行くしか
ありません」
「そうだな。彼は思い出せばいいと言った。分からない事だらけだが、彼の思いは
俺の中にもある」
「えぇ、リゲルが彼と来た時に、貴方の持つ特長はあまりに彼に近くて、
皆ビックリしたと同時に感動しました」
「彼の特長に近い?パワーが似ているものがあるとは言われたが、俺自身
彼が見せてくれるかけ離れた能力に、その度に驚いていたし、本来の彼は
まったく解ってないと思う」
「外に溢れてくるものも、少し似ているのですが星の者は判るんです」
「ランも、良く解らない事を言うんだな」
「私もですか?」
「彼の答えは、いつもわからん!」
「はははっ!それは私達も同じでしたよ」
「ラン、一緒に彼の仕事をやろう。それが言いたくて来たんだ」
「えぇ、知っています。貴方の役にたてと言われました。そして私にはランと
リゲルがいつも居てくれていたと」
「、、、、そうか。彼の置き土産のひとつだ、、、ちょっと目が回るかも知れないが」
『目が回る?』いつものリゲルとは、違う感じがした。
リゲルがランに触れた。その大きな美しい緑の目はジッとランを見ている。
「共に未来に、、、、、、、ラン、ありがとう」
リゲルの口から出たその言葉は、、、。
少しして最上階の部屋に戻っていた。
ランのブルーの目に涙が光っていた。
「ラン、大丈夫か?初めてなのに時間が長かったか」
「大丈夫です。彼はどこからでも、どんな形をとってでも、皆の望む所に行くと。
今、間違えなく、リゲルの一部に彼が、、、、」
「いや、それは違う。俺が感じた彼であって、彼自身ではないぞ」
「そうです。でも彼です。リゲルには置き土産をたくさんしたと」
「ランには、何でも伝えてあるんだな」
「私は知る必要があるからです。リゲルの事をもっと知りたいです」
「お互いな」
「帰って星の皆に、挨拶でもしなければならないだろう?」
「リゲルとシティへ行く事は、すでに長老達にも伝えて許可も頂いてます」
「返事が無いと思ったら、すべて済ませていたのか。家族は、、」
「いません。彼に助けられてそれ以来、ずっと彼と一緒でした」
「そうだったのか、すまなかった」
「いいえ。ゲート3の準備は完了しています。行きましょう」
宇宙港のスタッフからメッセージが入った。
「リゲル様、また是非おいでください。
ラン様、”お元気で。そして、いつでもリゲル様とお戻りください”と、
皆様からメッセージです。それではお気をつけて、よい旅を」
「私に何か、行き過ぎや勘違いがあるように思ったら、いつでも遠慮せずに
言ってください。私はこの星を出て、他所へ行った事がありません。いろいろ
教えて頂かないとならないと思いますが、どうぞよろしくお願い致します」
「ランの精神を護るのは、厄介かもしれない。慣れるまで我慢してもらうしか
ないな。相手が彼と違って、俺じゃ疲れるだろう、でも一緒に超えるしかないな
、、、、、彼を護れなかった分、ランを護る」
「ありがとう、、、でも私も同じ思いでいるのです。私はリゲルとはじめてあった
時から、彼と同じように信頼しています」
リゲルの瞳孔がクッと大きくなったように感じ、瞳は美しく輝いて見えた。
「あと3人、頼もしい仲間がいる、向こうに着いたら紹介しよう」
「聞いてます」
「OK。ラン、一つお願いがあるんだ」
「なんでしょうか?」
「俺は言葉使いが、おかしいらしい」
「えぇ、おかしいと言うより、乱暴なのでは。ふふっ」
「そうだ。だからその丁寧な言葉で話されるのが苦手だ。普通に喋ってくれよ」
ランは笑いながら言った。
「これが普通です」
「分かっている。だからお願いしているんだ」
「彼にも良くそう言われ、、言われたよ」
「そうだろー、そうそう!」
「ははっ」
「リゲルは、どこまでも人を楽しくさせ、その美しい緑の瞳は、安心を与える不思議だ」
「そりゃ、この巨体だからな。存在自体皆がビビルだろ、努力しているわけさ」
「、、、ビビルね。そうかもしれない。はははっ」
「おい!」




