<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 19
リゲルが目覚めた時、メディカルセンターと、セントラル・シティの主だったメンバ
ーが歓声を上げた。
「お帰りリゲル。4Dも眠りつづけていたんだぞ。彼がリゲルにお土産を残したか
ら伸びているが、自然に目覚めるまで休ませてくれとメッセージをくれた。
その時からメディカルセンターに患者はいない、ガランとして静かなものだ。
ただ一人寝ている、でかい奴がいたがな」ノルドが嬉しそうに言った。
リゲルの美しい緑の瞳に輝きが戻リ、微妙な色の変化が激しく起っていた。
「どうした?」
リゲルは長い睫をパサパサさせ、興奮した様子で言った。
「すごい!、、、すごかった!」
「何が? やれやれ、寝ぼけてないか」
皆一斉に笑った。
「よく解らない、でも彼が帰る時に一瞬だった。猛烈に光と生命が溢れて飛び
出して来た、、どう伝えていいか。あれが入口って」
「おい!落ち着け。パワーも心拍数も上がっているぞ。一般人がいるんだからな
気を付けてくれよ」
ノルドが冗談半分に笑った。皆にも興奮が移って笑いが止まらない。
「ん、大丈夫だ。皆も見たのか?」
「いいや。だが我々もほんの一瞬だったが、凄い生命エネルギーを感じた。
パワーがまだ上がり続けているぞ!心配してたくさん人が来ているんだ。
影響を考えろ気絶させるつもりか」
「あぁ、悪かった、、みんな大丈夫か?」元のリゲルに戻っていた。
「私とガッシュだ。ガッシュは問題ないとしても、医者の心拍数上げてどうする」
「ノルドが?」リゲルは少し驚いたようにドクター・ノルドを見た。
「リゲルには遥かに及ばないが、私も経験を通して自分をUPするタイプなんだ!
彼とリゲルの影響でこれでも飛躍したんだぞ」
「そうか、ノルドも彼の置き土産か」
ベガも興奮して、美しい薄紫の瞳が輝いている。
「リゲルは凄い体験をしたのね。私達にも貴方の興奮は十分すぎるぐらいに
伝わったわ」
ボスが腕を組んでニヤッと笑った。
「リゲル貴重な体験をしたようだな。ところで何か報告する事があるだろ?
大変な騒ぎになっていたんだぞ」
「?ぁメインコンピューターの事か。彼が置き土産だと伝えてくれと言っていた」
「彼以外に考えられないからな。数千人の人々が暮らすシティのメインコンピュ
ーターがいとも簡単に、メディカルセンターのモニターから侵入できた上に、
今までの物と比べ物にならないほどの情報が、一気にコンパクトに入れられた
んだ。セキュリティーに彼からのメッセージがあったが、どれほど凄い方なのか」
「そう!すみませんでした。代わりに怒られとけと言われていたんだ」
リゲルはぺこりと頭を下げた。
「ははは!」皆が笑っている。
「代理か。では一応、勝手な事は困る。後はありがとうだな。この4Dの間、
ありとあらゆる人が、コンピューターと接触し皆興奮しているよ。ともかくすごい事
になっている。後でリゲルも見てみると良い」
「ポルキシアン銀河と言う所のコンピューター程度が欲しいと言ってたが
ほんの少しだけUPしたって、、、面白そうだな」
「あぁ、彼のほんの少しなんだろうな、そのポルキシアン銀河の科学は、
とんでもないようだな。しかし皆の興味は圧倒的にリゲルの方なのだぞ。
元々大変なパワーのリゲルがどんな変化したのかとな」
皆頷いてリゲルを見ている。
「今のところ特に何も?彼は思い出せば良いといっていた。
普段は分からないのかもしれないな」
「そうなのか」「本当か?」
ボスとノルドが同時に言うと、リゲルは首を少し傾け、
「たぶん」とだけ言った。
「皆今聞いた通りです。最終メディカルチェックをするので解散してください」
ドクターが言うと一斉にガヤガヤと騒ぎ出した。
「なんだー。リゲル出し惜しみするなよ」
「なんか思い出したら聞かせてくれよぉ〜」
「リゲル、これからが楽しみですね」
「それは後の楽しみだ。ほら入り口に溜まってないで出てくれ」
皆口々に言いたい事を言いながら、この部屋から出て行こうとして扉が開くと
通路にいた者たちから歓声が上がった。
「これからメディカル・チェックだそうだ。リゲルも今は何も分からないらしい。
これからなんだろう。全員解散!」
ボスが追い払うように言った。
扉が閉まるとリゲルはノルドに目を移した。
「皆も凄いことになっていたんだな。もうメディカルチェックやらなくていいだろう」
「いや、お前のコントロールが完全じゃないと、ここにはいられなくなるぞ」
ノルドは自分の胸に手を当てた。
「まだ?すまないな大丈夫か」
「魅力的な君の瞳に、ドキドキしているんだぞ」ノルドがニヤッと笑うと
「誰がだよ!ん〜もう少し寝てれば良かったかも」
リゲルは小声でブツブツと言った。
すると医長が別の医者にノルドを診るように指示した。
「もう大丈夫です」
「いいや、リゲルのパワーを受け止めるなどと言う事は、彼しかできない事だ。
ガッシュのおかげで気絶せずにすんだ。少し部屋で休んだほうが良い。
ここのスタッフは、より完璧に近い状態で仕事をする規約になっているはずだ」
「わかりました。リゲルコントロールには気をつけるんだぞ。ガッシュ頼む」
「あぁ、わかった」
ノルドは親友ガッシュに後を頼んで、同僚と部屋を出て行った。
「皆に彼からのメッセージが入っている。私にはリゲルと触れて欲しいとあった。
良いかな?」と言うとリゲルの大きな手に触れた。
「リゲルは本当に気持ち良いパワーだな。これで多くの人を癒してくれる。
もう安定したようだ、大丈夫だな。何かあった時にどう対処するかは経験による。
いままでは彼がある程度コントロールでもしていたのだろう。これからは
皆が影響を直に受ける事になると思うほうが良い。自分をよく知る事が大切だ」
リゲルは話を聞きながら、真剣に医長の目を覗き込んでいた。
「ちょっと医長を知りたいが良い?」
「もちろん、しかし私を遥かに超えているリゲルに、何か役にたつ事があるか?」
「医長には、とてもバランスの取れた安定した生命エネルギーを感じる。
こうしていると不安が消える。乱れを正す、安心感と共に自信が湧いて来る。
指導者、医者として素晴らしい能力だ。今まで気がつかなかった、、、」
「そうか?患者やスタッフに、力を発揮して貰わねばならない必要を感じた時は、
特に意識をしているがね。医者としてはいい能力だと思う。自分から自然に
溢れ出ているものは、あえて止めていないから、誰も気がつかない程度僅かに
影響していると思う」
「医長を知る事が出来て良かったです。ありがとう」
「いいや、私こそだよリゲル。もう戻って良いぞ」
そう言って医長は出て行った。
やり取りを聞いていたガッシュがニヤニヤ顔で言った。
「話し方も少し学習したようだな。いい事だ。早速行くか?」
「なんだよガッシュが、しばらく俺の監視役か?」
「リゲルのとんでもないパワーの危険さを少しは知っているからな”注意しろ!“
となら言えるという訳だ」
俺の前を<危険物取り扱い注意>と言って歩くのか?ははっ」
「まぁ、そんなところだな」
「ひでぇ!」
「がはははっ!」
リゲルとガッシュの二人連れも、かなり目立つものがあった。
巨人のリゲルはもちろんの事として。
ガッシュは、リゲルと彼が来るまでは、シティで一番背が高く、鍛えあがられた
見事な筋肉を持ち、男女問わず誰もが目を奪われるほどの超美系で有名だ。
リゲルの星の巨人たち並みパワーを持ち合わせ、かつてはシティNO.1の
パワーの持ち主であった。
メインコンピューターのコンタクトブースまでの間、すれ違うスタッフに声をかけら
れると気軽に手を上げて返事をしながら、異常な威圧感がある二人は移動した。
「ガッシュにも、彼からのメッセージがあったんだろ」
ガッシュは片眉を上げてリゲルを見上げた。
「あったよ。リゲルと苦労しろとさ」
「なんだ、ありがたくない話だな」
「がははっ!ありがたくないのは俺の方だろうが!さぁ、彼のメッセージを
聞いて来い。俺はここで待っているよ」
「いつも俺が彼にそう言ったんだがな」
リゲルが目覚めた時、メディカルセンターと、セントラル・シティの主だったメンバ
ーが歓声を上げた。
「お帰りリゲル。4Dも眠りつづけていたんだぞ。彼がリゲルにお土産を残したか
ら伸びているが、自然に目覚めるまで休ませてくれとメッセージをくれた。
その時からメディカルセンターに患者はいない、ガランとして静かなものだ。
ただ一人寝ている、でかい奴がいたがな」ノルドが嬉しそうに言った。
リゲルの美しい緑の瞳に輝きが戻リ、微妙な色の変化が激しく起っていた。
「どうした?」
リゲルは長い睫をパサパサさせ、興奮した様子で言った。
「すごい!、、、すごかった!」
「何が? やれやれ、寝ぼけてないか」
皆一斉に笑った。
「よく解らない、でも彼が帰る時に一瞬だった。猛烈に光と生命が溢れて飛び
出して来た、、どう伝えていいか。あれが入口って」
「おい!落ち着け。パワーも心拍数も上がっているぞ。一般人がいるんだからな
気を付けてくれよ」
ノルドが冗談半分に笑った。皆にも興奮が移って笑いが止まらない。
「ん、大丈夫だ。皆も見たのか?」
「いいや。だが我々もほんの一瞬だったが、凄い生命エネルギーを感じた。
パワーがまだ上がり続けているぞ!心配してたくさん人が来ているんだ。
影響を考えろ気絶させるつもりか」
「あぁ、悪かった、、みんな大丈夫か?」元のリゲルに戻っていた。
「私とガッシュだ。ガッシュは問題ないとしても、医者の心拍数上げてどうする」
「ノルドが?」リゲルは少し驚いたようにドクター・ノルドを見た。
「リゲルには遥かに及ばないが、私も経験を通して自分をUPするタイプなんだ!
彼とリゲルの影響でこれでも飛躍したんだぞ」
「そうか、ノルドも彼の置き土産か」
ベガも興奮して、美しい薄紫の瞳が輝いている。
「リゲルは凄い体験をしたのね。私達にも貴方の興奮は十分すぎるぐらいに
伝わったわ」
ボスが腕を組んでニヤッと笑った。
「リゲル貴重な体験をしたようだな。ところで何か報告する事があるだろ?
大変な騒ぎになっていたんだぞ」
「?ぁメインコンピューターの事か。彼が置き土産だと伝えてくれと言っていた」
「彼以外に考えられないからな。数千人の人々が暮らすシティのメインコンピュ
ーターがいとも簡単に、メディカルセンターのモニターから侵入できた上に、
今までの物と比べ物にならないほどの情報が、一気にコンパクトに入れられた
んだ。セキュリティーに彼からのメッセージがあったが、どれほど凄い方なのか」
「そう!すみませんでした。代わりに怒られとけと言われていたんだ」
リゲルはぺこりと頭を下げた。
「ははは!」皆が笑っている。
「代理か。では一応、勝手な事は困る。後はありがとうだな。この4Dの間、
ありとあらゆる人が、コンピューターと接触し皆興奮しているよ。ともかくすごい事
になっている。後でリゲルも見てみると良い」
「ポルキシアン銀河と言う所のコンピューター程度が欲しいと言ってたが
ほんの少しだけUPしたって、、、面白そうだな」
「あぁ、彼のほんの少しなんだろうな、そのポルキシアン銀河の科学は、
とんでもないようだな。しかし皆の興味は圧倒的にリゲルの方なのだぞ。
元々大変なパワーのリゲルがどんな変化したのかとな」
皆頷いてリゲルを見ている。
「今のところ特に何も?彼は思い出せば良いといっていた。
普段は分からないのかもしれないな」
「そうなのか」「本当か?」
ボスとノルドが同時に言うと、リゲルは首を少し傾け、
「たぶん」とだけ言った。
「皆今聞いた通りです。最終メディカルチェックをするので解散してください」
ドクターが言うと一斉にガヤガヤと騒ぎ出した。
「なんだー。リゲル出し惜しみするなよ」
「なんか思い出したら聞かせてくれよぉ〜」
「リゲル、これからが楽しみですね」
「それは後の楽しみだ。ほら入り口に溜まってないで出てくれ」
皆口々に言いたい事を言いながら、この部屋から出て行こうとして扉が開くと
通路にいた者たちから歓声が上がった。
「これからメディカル・チェックだそうだ。リゲルも今は何も分からないらしい。
これからなんだろう。全員解散!」
ボスが追い払うように言った。
扉が閉まるとリゲルはノルドに目を移した。
「皆も凄いことになっていたんだな。もうメディカルチェックやらなくていいだろう」
「いや、お前のコントロールが完全じゃないと、ここにはいられなくなるぞ」
ノルドは自分の胸に手を当てた。
「まだ?すまないな大丈夫か」
「魅力的な君の瞳に、ドキドキしているんだぞ」ノルドがニヤッと笑うと
「誰がだよ!ん〜もう少し寝てれば良かったかも」
リゲルは小声でブツブツと言った。
すると医長が別の医者にノルドを診るように指示した。
「もう大丈夫です」
「いいや、リゲルのパワーを受け止めるなどと言う事は、彼しかできない事だ。
ガッシュのおかげで気絶せずにすんだ。少し部屋で休んだほうが良い。
ここのスタッフは、より完璧に近い状態で仕事をする規約になっているはずだ」
「わかりました。リゲルコントロールには気をつけるんだぞ。ガッシュ頼む」
「あぁ、わかった」
ノルドは親友ガッシュに後を頼んで、同僚と部屋を出て行った。
「皆に彼からのメッセージが入っている。私にはリゲルと触れて欲しいとあった。
良いかな?」と言うとリゲルの大きな手に触れた。
「リゲルは本当に気持ち良いパワーだな。これで多くの人を癒してくれる。
もう安定したようだ、大丈夫だな。何かあった時にどう対処するかは経験による。
いままでは彼がある程度コントロールでもしていたのだろう。これからは
皆が影響を直に受ける事になると思うほうが良い。自分をよく知る事が大切だ」
リゲルは話を聞きながら、真剣に医長の目を覗き込んでいた。
「ちょっと医長を知りたいが良い?」
「もちろん、しかし私を遥かに超えているリゲルに、何か役にたつ事があるか?」
「医長には、とてもバランスの取れた安定した生命エネルギーを感じる。
こうしていると不安が消える。乱れを正す、安心感と共に自信が湧いて来る。
指導者、医者として素晴らしい能力だ。今まで気がつかなかった、、、」
「そうか?患者やスタッフに、力を発揮して貰わねばならない必要を感じた時は、
特に意識をしているがね。医者としてはいい能力だと思う。自分から自然に
溢れ出ているものは、あえて止めていないから、誰も気がつかない程度僅かに
影響していると思う」
「医長を知る事が出来て良かったです。ありがとう」
「いいや、私こそだよリゲル。もう戻って良いぞ」
そう言って医長は出て行った。
やり取りを聞いていたガッシュがニヤニヤ顔で言った。
「話し方も少し学習したようだな。いい事だ。早速行くか?」
「なんだよガッシュが、しばらく俺の監視役か?」
「リゲルのとんでもないパワーの危険さを少しは知っているからな”注意しろ!“
となら言えるという訳だ」
俺の前を<危険物取り扱い注意>と言って歩くのか?ははっ」
「まぁ、そんなところだな」
「ひでぇ!」
「がはははっ!」
リゲルとガッシュの二人連れも、かなり目立つものがあった。
巨人のリゲルはもちろんの事として。
ガッシュは、リゲルと彼が来るまでは、シティで一番背が高く、鍛えあがられた
見事な筋肉を持ち、男女問わず誰もが目を奪われるほどの超美系で有名だ。
リゲルの星の巨人たち並みパワーを持ち合わせ、かつてはシティNO.1の
パワーの持ち主であった。
メインコンピューターのコンタクトブースまでの間、すれ違うスタッフに声をかけら
れると気軽に手を上げて返事をしながら、異常な威圧感がある二人は移動した。
「ガッシュにも、彼からのメッセージがあったんだろ」
ガッシュは片眉を上げてリゲルを見上げた。
「あったよ。リゲルと苦労しろとさ」
「なんだ、ありがたくない話だな」
「がははっ!ありがたくないのは俺の方だろうが!さぁ、彼のメッセージを
聞いて来い。俺はここで待っているよ」
「いつも俺が彼にそう言ったんだがな」




