<遥かなる時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに>99
リゲルの長い睫が揺れて、宝石のような美しい緑の目が開いた。
『、、、、ガ』
『!リゲル?!リゲル分かるか?馬鹿やろう脅すなよ!大丈夫か?リゲル』
『ガッシュ落ち着いて!』
『あっ、はい、、、リゲル待たせたな。やっと会いにきたよ』
『ガッシュ、ありがとう、、、馬鹿やろう、、、何度も聞かされた、、、、』
『そうだな、いつもリゲルに話し掛けると、必ず言っていたかな。皆心配して、、、なんでこんなに痩せ、、、寂しかったぞ。やっぱりお前が馬鹿だからだ!』
『俺、、?』
『ん?ここは彼女の城だ。王妃様の御宅に居候している。彼女がリゲルをキャッチして救ってくれたんだよ。もう少し時間が必要か?一緒に帰りたいが』
『一緒に、、、帰る、、、』
『、、、もう少し、時間が必要かな、、、無理しなくて良い、、っ』
ガッシュは指先を離すと光の高度を上げた。その頬に涙が伝っていた。
ガッシュは暫くジッとリゲルを見つめて、柔らかに自分の光で包み込んでいた。
『、、、会いに?ありがとう』
『!リゲル?ん』
『ガッシュは、来れたんだな』リゲルはガッシュに手を出した。
ガッシュは頷きながら、その大きな手を握った。
『そりゃそうだ。俺はなんとしてもリゲルを見つけ出すと皆に誓ったからな。遅くなったな。彼女といると分かった時点で、すぐにでも彼女を追ってここまで来たかったが、待たせたな』
彼女のテレパシーが、ガッシュのパワーに触れて煌きながら降ってくるように感じた。
『リゲルやっとお目覚めね。ガッシュ凄いわ、本当に恋人同士のようでリゲル幸せねぇ。もう、すぐにでも貴方を連れて帰りたくて、我慢しているのね。リゲル、まるでシティは静かになってしまっているわよ。今、その寂しさに耐えて一人シティを護っているのはベガです。ガッシュが来てからベガに伝えているのよ。リゲルの事を喜んで今大泣きして困ってます』
『ガッシュが恋人?あ、、、ガッシュはすべての生命が恋人なんです』
『そうね』
『助けてくれたのですね。ありがとうございました、、、どうしたら、、、、』
『ん、リゲル無理するな。こちらにはご迷惑をかけるが俺達はもう少し我慢するよ』
『我慢?』
『いや、お前が寂しがっているだろうと思っていたんだが、寂しがっているのはリゲルの世界の人々だ。何だか参っているよ皆』
『なんで俺一人に?寂しがり屋のガッシュの思いが伝染しているんだろう』
『いいや、皆がそうだ。だからいても立ってもいられなくて、リゲルに会いにきた。そう、君の後輩達は言いつけどおりに立派に働いてくれている。リゲルはしっかり育てていたんだな。その彼らさえも口数が減ってきたよ』
『、、、ノルドは?』
『もう少しで戻ると言うところで、ボォン達にお願いして、こっちへ来てしまった』
『戻るって?』
『リゲルと一緒にいるだろノルドは。意識がずっとなかった』
『、、、そうか。ノルドを開放してあげたい、、、俺と一緒に生きる必要なんかないんだ。ランは?』
『ランも寝ている。俺も暫くは寝たり起きたりしていようかと思ったよ。まるで集団で冬眠だが、彼は一人で、出来うる限りの事をしてくれている』
『、、シティで何があったんだ』
『いや、リゲルと言う、どうしようもなく人を引きつける奴が突然いなくなって、情けないガッシュは、とんでもなく強いベガに思いっきり殴られた。しかしこれはありがたかった。
ベテルは私達に出来る事は!?と叫ぶし、彼もちょっと大変だったし、ランの気持ちはわかるだろう?ようは大変だったんだよ。リゲルが突然消えると言う事は』
『彼が、、』
『その時点で意識がないのか?ん、でも大丈夫だ。何度もリゲルの心に呼びかけてくれているだろう』
『ずっといる、、、』
『そうだったな』
『良かった、リゲル、雰囲気が少し戻って来たな。お前なぁ、俺でもマジ寿命が縮むって』
『本当に?どのくらい?』
『いや、わからんが、たぶん百年単位かな。まっ一瞬だ。がはは!』
『百年単位が一瞬?ガッシュは』彼女は改めて驚いたようだった。
『本来別世界の生命体です。今はどちらともつかない、中途半端な姿ですが』
部屋中に温かい柔らかな力が充満して来た。
『こんなにリゲルが戻るとは驚きです。それもよい形で、、、貴方は不思議な方ですね』
『とんでもないです。ふ〜っ、、、リゲル、彼女の有り得んほど純粋な生命エネルギーのハイパワーは、本当に気持ちいいなぁ、独り占めか?いいなぁ』
『ん、気持ち良い』
『ガッシュ、一度にではリゲルも疲れます。貴方も少し休んで』
『はい、ありがとうございます。できることなら、貴女にお会いする事は許されないのでしょうか?』
「今は隣りで休んでいるので、どうでしょうか、、、、、どうぞ良いそうです。ご一緒しましょう」
王が言うとリゲルの部屋の右となりの大きな扉が開き、その先の重バリア構造のような3重の扉が音もなく開いた。彼女はこちらを見ていた。
『ガッシュ、本当によく来てくれました。突然ですが一つお願いがあるのです。今はシティのこともありますから、時間が取れないと思いますが、いつか是非暫く時間を取って、ここで未来の為に貴方に教育をして頂きたいのです』
『、、、私がですか?皆さん優秀ではないですか!もう立派に機能しすでに歴史を刻んでいます。貴女がいらっしゃるのに私が何を?』ガッシュはすぐに返事が出きなかった。
『すでに私が顔を出さなくなって随分たちます。、一度もあった事がない人たちがそれぞれの場所で、指導者として育っていっています。この世界の皆さんのおかげだと感謝していますが、さらに開かれたものとして、人を愛するがゆえに、別な世界から来た貴方に触れてもらいたいのです。私もここの者では、ありませんが出身は”人”ですから』
『分かりました。是非そうさせて頂きます。私からもお願いがあります。お役に立てるとは思いませんが、お会いできた事とリゲルを助けていただいた事に対する個人的なお礼をさせてください』
『私にですか?ガッシュ、それは一度断わりましたよ』
『わかっています。でもこのまま帰ることなど出来なせん』
彼女は自分の夫である王の顔を見て微笑んでいた。
王はガッシュに言った。
「ありがとうございます。しかしガッシュも今は少し疲れを感じますから、休んでからではどうでしょう」
『今、この夢のような時を逃すわけには行きません。その後で少しリゲルの横で休ませて頂ければ、ありがたいです。我々は頑固ですね。すみません』
ガッシュは二人を交互に見て強い意志をもって伝えた。
『ふふふっ、ガッシュはこういう人のようですね』
『なるほど、是非この世界の為に来て貰いたいと言う意味がわかったよ。このままでは一歩も引き下がらない覚悟ですね。ガッシュ』
『お役に立てるかどうか分かりませんが、悪くするものではない事は確かです。元は同じものですから』
『ガッシュがとても美味しかったら?』
『あ?どうぞお気に召すままに綺麗に無くなれば、私もリフレッシュされます』
こうして会話する中でガッシュの周りの光が美しく変化し、元気を取り戻していくのがわかる。
『ガッシュ、美味しいとか、綺麗に無くなればって、怖い話をしているように聞えるよ』リゲルが言った。
『リフレッシュする話さ。そこで感じていればわかる』
彼女はいかにも可笑しいというように笑った。
『ふふっ!それではまるでお古を頂くようです』
『失言でした!すみません。ではフレッシュなというものおかしい、、ですね。この世界は溢れかえっている、、!私のような別な世界のものが入ってきては、まずくありませんか?』
ガッシュは突然、以前に彼女が言った事を思い出した。
『あり得ないでしょう?だって疲れているにも関わらず、パワーを分けることが嬉しくて、どんどん回復する生命体は私も知りません。貴方に恐れをなして近づく事は無いでしょう。断わられて悲しむ貴方がよくわかりました』
『、、、あまりに久しぶりで嬉しくて、、、では少し』
『そう、願います』
リゲルの長い睫が揺れて、宝石のような美しい緑の目が開いた。
『、、、、ガ』
『!リゲル?!リゲル分かるか?馬鹿やろう脅すなよ!大丈夫か?リゲル』
『ガッシュ落ち着いて!』
『あっ、はい、、、リゲル待たせたな。やっと会いにきたよ』
『ガッシュ、ありがとう、、、馬鹿やろう、、、何度も聞かされた、、、、』
『そうだな、いつもリゲルに話し掛けると、必ず言っていたかな。皆心配して、、、なんでこんなに痩せ、、、寂しかったぞ。やっぱりお前が馬鹿だからだ!』
『俺、、?』
『ん?ここは彼女の城だ。王妃様の御宅に居候している。彼女がリゲルをキャッチして救ってくれたんだよ。もう少し時間が必要か?一緒に帰りたいが』
『一緒に、、、帰る、、、』
『、、、もう少し、時間が必要かな、、、無理しなくて良い、、っ』
ガッシュは指先を離すと光の高度を上げた。その頬に涙が伝っていた。
ガッシュは暫くジッとリゲルを見つめて、柔らかに自分の光で包み込んでいた。
『、、、会いに?ありがとう』
『!リゲル?ん』
『ガッシュは、来れたんだな』リゲルはガッシュに手を出した。
ガッシュは頷きながら、その大きな手を握った。
『そりゃそうだ。俺はなんとしてもリゲルを見つけ出すと皆に誓ったからな。遅くなったな。彼女といると分かった時点で、すぐにでも彼女を追ってここまで来たかったが、待たせたな』
彼女のテレパシーが、ガッシュのパワーに触れて煌きながら降ってくるように感じた。
『リゲルやっとお目覚めね。ガッシュ凄いわ、本当に恋人同士のようでリゲル幸せねぇ。もう、すぐにでも貴方を連れて帰りたくて、我慢しているのね。リゲル、まるでシティは静かになってしまっているわよ。今、その寂しさに耐えて一人シティを護っているのはベガです。ガッシュが来てからベガに伝えているのよ。リゲルの事を喜んで今大泣きして困ってます』
『ガッシュが恋人?あ、、、ガッシュはすべての生命が恋人なんです』
『そうね』
『助けてくれたのですね。ありがとうございました、、、どうしたら、、、、』
『ん、リゲル無理するな。こちらにはご迷惑をかけるが俺達はもう少し我慢するよ』
『我慢?』
『いや、お前が寂しがっているだろうと思っていたんだが、寂しがっているのはリゲルの世界の人々だ。何だか参っているよ皆』
『なんで俺一人に?寂しがり屋のガッシュの思いが伝染しているんだろう』
『いいや、皆がそうだ。だからいても立ってもいられなくて、リゲルに会いにきた。そう、君の後輩達は言いつけどおりに立派に働いてくれている。リゲルはしっかり育てていたんだな。その彼らさえも口数が減ってきたよ』
『、、、ノルドは?』
『もう少しで戻ると言うところで、ボォン達にお願いして、こっちへ来てしまった』
『戻るって?』
『リゲルと一緒にいるだろノルドは。意識がずっとなかった』
『、、、そうか。ノルドを開放してあげたい、、、俺と一緒に生きる必要なんかないんだ。ランは?』
『ランも寝ている。俺も暫くは寝たり起きたりしていようかと思ったよ。まるで集団で冬眠だが、彼は一人で、出来うる限りの事をしてくれている』
『、、シティで何があったんだ』
『いや、リゲルと言う、どうしようもなく人を引きつける奴が突然いなくなって、情けないガッシュは、とんでもなく強いベガに思いっきり殴られた。しかしこれはありがたかった。
ベテルは私達に出来る事は!?と叫ぶし、彼もちょっと大変だったし、ランの気持ちはわかるだろう?ようは大変だったんだよ。リゲルが突然消えると言う事は』
『彼が、、』
『その時点で意識がないのか?ん、でも大丈夫だ。何度もリゲルの心に呼びかけてくれているだろう』
『ずっといる、、、』
『そうだったな』
『良かった、リゲル、雰囲気が少し戻って来たな。お前なぁ、俺でもマジ寿命が縮むって』
『本当に?どのくらい?』
『いや、わからんが、たぶん百年単位かな。まっ一瞬だ。がはは!』
『百年単位が一瞬?ガッシュは』彼女は改めて驚いたようだった。
『本来別世界の生命体です。今はどちらともつかない、中途半端な姿ですが』
部屋中に温かい柔らかな力が充満して来た。
『こんなにリゲルが戻るとは驚きです。それもよい形で、、、貴方は不思議な方ですね』
『とんでもないです。ふ〜っ、、、リゲル、彼女の有り得んほど純粋な生命エネルギーのハイパワーは、本当に気持ちいいなぁ、独り占めか?いいなぁ』
『ん、気持ち良い』
『ガッシュ、一度にではリゲルも疲れます。貴方も少し休んで』
『はい、ありがとうございます。できることなら、貴女にお会いする事は許されないのでしょうか?』
「今は隣りで休んでいるので、どうでしょうか、、、、、どうぞ良いそうです。ご一緒しましょう」
王が言うとリゲルの部屋の右となりの大きな扉が開き、その先の重バリア構造のような3重の扉が音もなく開いた。彼女はこちらを見ていた。
『ガッシュ、本当によく来てくれました。突然ですが一つお願いがあるのです。今はシティのこともありますから、時間が取れないと思いますが、いつか是非暫く時間を取って、ここで未来の為に貴方に教育をして頂きたいのです』
『、、、私がですか?皆さん優秀ではないですか!もう立派に機能しすでに歴史を刻んでいます。貴女がいらっしゃるのに私が何を?』ガッシュはすぐに返事が出きなかった。
『すでに私が顔を出さなくなって随分たちます。、一度もあった事がない人たちがそれぞれの場所で、指導者として育っていっています。この世界の皆さんのおかげだと感謝していますが、さらに開かれたものとして、人を愛するがゆえに、別な世界から来た貴方に触れてもらいたいのです。私もここの者では、ありませんが出身は”人”ですから』
『分かりました。是非そうさせて頂きます。私からもお願いがあります。お役に立てるとは思いませんが、お会いできた事とリゲルを助けていただいた事に対する個人的なお礼をさせてください』
『私にですか?ガッシュ、それは一度断わりましたよ』
『わかっています。でもこのまま帰ることなど出来なせん』
彼女は自分の夫である王の顔を見て微笑んでいた。
王はガッシュに言った。
「ありがとうございます。しかしガッシュも今は少し疲れを感じますから、休んでからではどうでしょう」
『今、この夢のような時を逃すわけには行きません。その後で少しリゲルの横で休ませて頂ければ、ありがたいです。我々は頑固ですね。すみません』
ガッシュは二人を交互に見て強い意志をもって伝えた。
『ふふふっ、ガッシュはこういう人のようですね』
『なるほど、是非この世界の為に来て貰いたいと言う意味がわかったよ。このままでは一歩も引き下がらない覚悟ですね。ガッシュ』
『お役に立てるかどうか分かりませんが、悪くするものではない事は確かです。元は同じものですから』
『ガッシュがとても美味しかったら?』
『あ?どうぞお気に召すままに綺麗に無くなれば、私もリフレッシュされます』
こうして会話する中でガッシュの周りの光が美しく変化し、元気を取り戻していくのがわかる。
『ガッシュ、美味しいとか、綺麗に無くなればって、怖い話をしているように聞えるよ』リゲルが言った。
『リフレッシュする話さ。そこで感じていればわかる』
彼女はいかにも可笑しいというように笑った。
『ふふっ!それではまるでお古を頂くようです』
『失言でした!すみません。ではフレッシュなというものおかしい、、ですね。この世界は溢れかえっている、、!私のような別な世界のものが入ってきては、まずくありませんか?』
ガッシュは突然、以前に彼女が言った事を思い出した。
『あり得ないでしょう?だって疲れているにも関わらず、パワーを分けることが嬉しくて、どんどん回復する生命体は私も知りません。貴方に恐れをなして近づく事は無いでしょう。断わられて悲しむ貴方がよくわかりました』
『、、、あまりに久しぶりで嬉しくて、、、では少し』
『そう、願います』




