<SORAを見上げて>
倉庫:ショートショート・長編等の書き物にはまって数年、重複が多く手直し中です。
98 ガッシュ彼女の銀河にいるリゲルに会いに行く
<遥かなる時の流れ、一瞬を生きるものとしてここに>98


『おぉ〜生命に満ち溢れた銀河だな、こりゃ』

宇宙に存在する人という種の中で、頂点に立つと彼が言った”彼女”の銀河の外周へ、やってきていた。

『ガッシュです。リゲルの顔を見たくて来ました』ガッシュは彼女が応えてくれると信じていた。
するとすぐに返事があった。
『ガッシュようこそ、よく来てくれました。少しお疲れですか?』
『はぁ、しかしここの溢れる生命力は、私にとって大変有効なものです』
『良かった。さぁ、ここへ』


大きな惑星2の他に中型惑星2つに文明があり、歴史ある恒星系であった。
彼女のいる惑星”宙の海”にリゲルがいる。
この惑星の4分の3が海で、3つの大陸とマリンブルーとエメラルドグリーンに囲まれた美しい大小の島々が点在している。

ガッシュが”ここへ”と呼ばれた場所は、どうやら初夏のようで、山の斜面に麓まで続く花畑、
森は生き生きとした緑の山々に連なっていた。
中腹よりやや高い位置にある森の中に城のほとんどが隠れて、麓の村からは城の一部が見える。

ガッシュが通されたところで数人が迎えてくれた。

ガッシュは片足を引いて右手を胸に挨拶をした。
『ガッシュと申します。快く受け入れていただき、ありがとうございます』

「遠い所をようこそガッシュ。本当に美しい光で包まれた素晴らしいパワーの方ですね。リゲルは最初外に浮ぶメディカル・センターにいたのです」
『お世話になっております。皆さんには、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。立派な造りの歴史ある城に驚きました』

充実したパワーを感じさせる凛々しい紳士が言った。
「歴代の別荘として使われていましたが、現在は私と妃の自宅とでもいいましょうか。彼女は私の妻であり王妃です。この銀河の宝のような存在でもあります」
『大変失礼いたしました星王陛下、、、驚きました彼女は人として結婚をされていたのですね』ガッシュは改めてお辞儀をした。

王はにこやかに笑いながら
「堅苦しい挨拶はもういりませんガッシュ。妃は隣の惑星”和”に他の世界から来て、この星系そして銀河の為に、宇宙空間にあれだけの宇宙連合のシステム構築に力を注ぎ、和星王家に王女として迎えられ、後にシステムで仕事をしていた私と結婚をしたのです」
『一つの星の王が、仕事を外に持っていらしてですか。素晴らしい』

『一度、弟に正式に譲ったのですが、形だけでも王に戻れと、、今は本当に形だけです。実務は全て弟がしています。さぁ。ここです』星王はこの話はテレパシーで伝えて笑っていた。

重厚な彫刻の施された巨大な扉が、開くと同時に3重の扉が開いた。
中は最新式な設備である事がわかる天井の高さ15mはある大広間のような部屋だった。

『リゲルが待っています』と彼女からだった。
『外の環境から保護されていると言うか、強固に隔離されていると言う感じでしょうか』
『意識状態が不安定な時は、深遠の宇宙空間、もしくはメディカル・センターの一部が切り離され、銀河の外に移動する場合が殆どです。リゲルは、それほど危険ではありませんか?』

『いえ、それは。しかしここは窓から城の外とも見え、自由に風も光も出入りできそうで、とても気持ち良い環境ですね』
『そう言っていただけると、嬉しいですわ。どうぞ』

数歩進むと突然目の前に、大きな半透明で光を通す大きな扉が開いた。
ここの人達から見れば、あまりに巨大なベッドに横たわる巨人だった。
リゲルの周りを淡いエネルギーの光が取り囲んでいる事が分かる。

『リゲル!!』
間違えなくリゲルだったが、受ける雰囲気がまるで違う、その後の言葉がでなかった。
急激に痩せた、、、、肌の色はやや青白い。モニターではなく、じかに胸に触れて確認したい思いに駆られた。

ガッシュは、そっと指先でリゲルの肩に触れた。
『リゲル、遅くなったが会いにきたよ。分かるか?ガッシュだ』そのままガッシュは黙ってリゲルを見ていた。

『リゲル、ガッシュが貴方に会いに、わざわざ遥か宇宙を幾つも越えて、ここまで来てくれましたよ。リゲル』

『リゲル、君を護れなかったな、すまない、、、、今このまま連れて帰りたい、、、、、。リゲル、まだまだなのか?俺少し変なんだ、こんなに時間の経つのが長く感じた事はない。たぶんリゲルのせいだぞ。このまま固まるかと思っていたら、彼にそんな暇はないと引っ張り出されたよ、やることは山積みだものな。リゲルの断わった俺のも、人々を助ける役に立ったよ。。』

「ガッシュ、貴方はなんて人間らしい感情を、そのまま出す方なんだろう」王は驚いたように言った。
『皆さんの前で愚痴ってしまいましたね。リゲルとは、いつもガンガン言いあうのが楽しみでした』

『ガッシュ、リゲルに変化が、、、起きてきますよ。まさに愛の告白のようでしたもの、素晴らしい!』
彼女は嬉しそうにガッシュに伝えてきた。

FC2ブックマークに追加
2008.05.18 * 遥か時の91〜100 * CM:0 * TB:0 * top↑
  
コメント
コメントする












 管理者にだけ表示を許可する?

    
トラックバック
トラックバックURL
→http://sora37coco.blog71.fc2.com/tb.php/120-70c3f19d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


     
≪ <遥かなる時の流れ、一瞬を生きるものとしてここに>97 .HOME. <遥かなる時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに>99 ≫
カテゴリー

  • 花売り爺さんと少女と男(童話) (1)
  • 熊さんとご隠居のある朝 (2)
  • 誕生の謎:ディープ・インパクト (1)
  • 宇宙(そら) (1)
  • 旅 (1)
  • エピソード:伝説 (2)
  • エピソード:ガッシュ  (3)
  • エピソード:ヤクイ (1)
  • エピソード:詩人 (1)
  • エピソード:リゲル (6)
  • 遥か時の1〜10 (10)
  • 遥か時の11〜20 (10)
  • 遥か時の21〜30 (10)
  • 遥か時の31〜40 (10)
  • 遥か時の41〜50 (10)
  • 遥か時の51〜60 (10)
  • 遥か時の61〜70 (10)
  • 遥か時の71〜80 (0)
  • 遥か時の81〜90 (3)
  • 遥か時の91〜100 (10)
  • 遥か時の101〜110 (0)
  • 遥か時の111〜120 (0)
  • つれづれ (12)
  • 未分類 (1)

プロフィール

SORA

Author:SORA
パソコン書き物に取り付かれて数年の駄文更新集。
拙いものではありますが著作権は放棄いたしません。 
SORA

ブログ内検索


最近のコメント

  • SORA: <花売り爺さんと少女と男> (04/03)
  • 真崎 沙良: <花売り爺さんと少女と男> (04/03)
  • SORA:<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 10 (03/31)
  • 松果:<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 10 (03/31)
  • SORA:<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 5 (03/26)
  • 松果:<遥か時の流れ、一瞬を生きる生命としてここに> 5 (03/26)
  • SORA: <花売り爺さんと少女と男> (03/24)

ブログランキング

にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ

FC2ブログランキング

リンク

  • FC2 Blog Ranking
  • ヒーリングフォト
  • 空の色を少し
  • pacarana
  • 〜クローバーの国から〜 
  • pine tree brees
  • 浪漫@kaido kanata
  • 管理画面

最近の記事

  • エピソード:5−6 リゲル (09/28)
  • 夜空を見上げて (09/06)
  • エピソード:5−5 (09/01)
  • エピソード 5−4 リゲル (08/12)
  • エピソード5−3 リゲル (08/08)

フリーエリア

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

  • 最新記事のRSS
  • 最新コメントのRSS
  • 最新トラックバックのRSS

最近のトラックバック

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

photo by *05 free photo
Template by ICENE

RSS // Admin
Powered by FC2ブログ ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 専門学校