<遥かなる時の流れ、一瞬を生きるものとしてここに>97
シティのメイン・コントロールルームでは、数年前から少しずつ変化をしている、ある恒星が不安定な時期に入った事を知らせていた。
この恒星系には原始生命体の存在が確認されるのみであったが、近い恒星ルシター系に文明があった。
数千・万年後の影響、、、、不安定な恒星から発する、放射能・紫外線・ETC.極端な変動をするようになるまでには時間がある。しかし間違えなくジワジワと文明を冒し始めることは明白だった。
被害が確実に現れ文明が滅びるか、それ以前に何か他の理由で、恒星ルシターが育てた文明の崩壊が来るかは不明だ。
全宇宙単位で見た時に文明の数の多いこの小宇宙では繰り返されて来た事であった。
ブラックホール。
銀河同士の衝突。
恒星の終焉の時。
惑星の崩壊を起すような彗星の衝突。
小さな流れ星によってもたらされた極悪の生命体による絶滅。
そのほか病原菌による死滅。
文明の暴走による破壊。
数百年、数千年以上にわたって平和を維持する事の方が希な事であったが、破壊、消滅を免れた星々も数多くある。
しかし残念ながら全てではない。
気の遠くなる時の流れの中で、彼やガッシュのようなもの達も意味があって存在していた。
ガッシュは遥かな時を見ていた。
今またここにも、大切な、、、自分は一部でもあった。
思いの全てをかけて関わった時もあった。
愛する者達を遠くから、失意の中で見つめる時もあった。
あらゆる経験は今また新しく歴史を作りはじめたのであった。
あれから、必ずノルドの部屋とランの部屋を行き来している。
昨夜は一晩、ノルドに話し掛けていた。
『おい、ノルド。個性が強いのが二人残ったがなんか気が抜けて俺は大人しくなったといわれるし、
ベガは優しくなったと言われている、、、、、。
ベテルやアルデとも、お付き合いはしているが、彼らになんか元気ないようですねと言われちゃ、俺もやきが入ったよな。でも何も焦る事はない。俺の時間から見れば一瞬の瞬きにもみたないような時間なのに、、、、ノルド、いい加減に起きてこないかぁ?リゲルに、だいぶお付き合いをしただろう?開放してくれないのかな、、、リゲル寂しがるか、、、。俺もリゲルのところへ行きたいんだが、ランがいるからな。そうだ、俺達の後輩に会ってきた。はじめは皆固まっていた、当たり前だな。どこが同じ星の出身だってさ?まぁ、いろいろと事情があったんだとだけ言って置いた。違うものは違うとはっきり意思表示をして来た奴がいて、そのとおり!と笑った。それでいいよな。
俺の国に親友がいるって奴いたよ、今まで良く黙っていたよな。詳しくは教えてくれなかったらしいが、、、今の俺の事は、誰も知らない。まだ知らせる時期ではないと思うと言って置いた』
ガッシュは少し間を置いて、いろいろな事をノルドに話し掛けているうちに朝を迎えた。
『ガッシュおはよう、、、どうだ?』
遥か遠く何処かの宇宙から久しぶりに彼がコンタクトしてきた。
『!、、エネルギーの使い方忘れたかもしれません』
『力を借りたい。手伝ってもらえるか?』
『手伝える事があるのなら是非!このまま固まってしまいそうでした』
『ガッシュらしくないな』
『、、、もう十分長かったから、そうかもしれません』
『お互いに。しかし常にさらに、、、だ』
人としての部分で彼が苦笑いをしているとガッシュには感じた。
ガッシュはベガに仕事で外へ行く事を伝えた。
『ベガおはよう。彼から呼び出しだ、よろしく頼む』
『おはよう。分ったわ。気をつけて!男達は出て行くわけなのね。早く戻ってきてくだされば良いことです』
その日の夜中には、ガッシュがシティのプライベートルームに戻って来た。
『ガッシュ早かったのね、お帰りなさい。ノルドもランも大人しく休んでいたわよ。顔を見にこないなんて貴方大丈夫なの?』
ベガが心配してコンタクトを取ってきた。
『あぁ、ちょっとハードだったが少し休めば元通りだ。ありがとうベガ。朝まで良いかな?』
『ええ、こちらは問題ないけれど、ベテルはきっとガッシュの事を気にしているわ』
『今は寝る。ともかく眠いお休み』
『お休みなさい』
次の朝ガッシュが目覚めた時、ベテルが美しい大きな目の長い睫毛をパサパサさせながら、驚いた顔でガッシュを見ていた。
『!、、、ベテル、いたのか?!これは悪かった。驚いただろう。俺達には気を付けないと、、、昨日はかなりだったからな。まだ緊急事態からスイッチが切り替わってなかったか』
一瞬ベテルは言葉が出なかったが状況が分かって安心したようにいった。
『、、、!おはようございます。咄嗟に、ガードを思いっきりしたら、バリバリといったので、驚いてしまって』
『ふふっ!自分に驚いたのか。大丈夫?』
『いいえ、ガッシュこそ大変に疲れていたようで、ともかく横にいさせてもらおうと思ったのです』
『一晩つき合わせて挙句に驚かしたか、酷いな。しかしベテルたいしたもんだ。君はもとがかなり高いね。あの星ではリゲルの次くらいなのかな?』
『リゲルの次って、遥かに遠すぎてまるで話しになりません。アルデがもっと上かと思います。それに他にも隠れた能力を持つ者は多くいると思います』
『ほ〜っ、凄いな。、、ん、ノルドか』
『はい、先ほどから少しずつ覚醒の方向に向かっているようです』
『そうか!行くよ。ノルドのところへ』
『でも、、、』
『ノルドのところでゆっくりするよ』
『分りました』
NO.0のノルドの所へガッシュとベテルが現われた。
ドクター・ボォンとドクター・キランが来ていた。
「おはようございます。ガッシュもういいのですか?」
『おはよう、ノルドを待ってここにいるさ。どう?』
ガッシュはモニターを見た。
『ふ〜ん、まだかな』と言ったきり、声をかける事もなくジッと見つめていた。
ベガがいくつかの飲み物と簡単な朝食を用意して入ってきた。
「ガッシュおはよう。どうゆっくり休めた?そこのソファーにでもどうぞ」
ボォンが”もう少し時間がかかりそうですからどうぞ食事を”と言った。
ベテルはガッシュのソファーの横の床に座り、ベガはテーブルを挟んでその前にボォンとキランがそれぞれイスについた。
「あら、これもめずらしい朝食風景ね」
「ガッシュは何か口にしないのですか?」ベテルが気にしてガッシュに聞いた。
するとガッシュが専用ドリンクのボトルを持つとウィンクをして
『ベガが強制的に高濃度栄養ドリンク飲めってもってきているよ。これ不味いんだ』
「他に何も?」
『いや食う時は食うよ。ボォンやキランは知っている』
「そうですか。、、、」
「ガッシュ、ランやノルドを心配してくれるのは有難い事ですが、貴方もその大きな身体を、維持するには栄養を取る必要がありますよ」
『確かに。でもしっかり保管庫ものが、ガンガン減っているのは我々だと、管理メンバーは知っているさ。それよりベテル君達だとすごいだろ。後でちゃんと食えよ』
「リゲルと大食い競争しようと約束してあるんです。シティが大変な事になるなと言って」
『それは間違えなく大変だ。ランも入れたら凄いぜあいつ』
「ランはまだ小さくて細いですよ」
『奴は信じられない大食いだ。どうもみんな脳が食っているらしい。ちょっとランを見てくるよ』
「ガッシュ、はい!不味いのどうぞ」
『分ったって、ベガ』
ガッシュは手にとってそのまま吸収した。
「口にしないで、まあいいでしょう」
ガッシュはランのNO.0の中の部屋に行った。
ランも静かに寝ていた。
ガッシュはランの頭に触れて話しかけた。
『ラン、彼が良く来てくれているだろう。寂しくないな。ガンガン鍛えてやる約束が先に延びたな。リゲルが戻ってくれない事には君も起きてこないか、でも見に来るからな心配するな』ガッシュはそう言って消えた。
ベガもボォンもガッシュがすぐに戻ると思っていたが、ガッシュから
『皆冬眠中だな。ランとノルドをちゃんと見舞いに行くから心配要らない』
と言ってガッシュはシティから消えた。
シティのメイン・コントロールルームでは、数年前から少しずつ変化をしている、ある恒星が不安定な時期に入った事を知らせていた。
この恒星系には原始生命体の存在が確認されるのみであったが、近い恒星ルシター系に文明があった。
数千・万年後の影響、、、、不安定な恒星から発する、放射能・紫外線・ETC.極端な変動をするようになるまでには時間がある。しかし間違えなくジワジワと文明を冒し始めることは明白だった。
被害が確実に現れ文明が滅びるか、それ以前に何か他の理由で、恒星ルシターが育てた文明の崩壊が来るかは不明だ。
全宇宙単位で見た時に文明の数の多いこの小宇宙では繰り返されて来た事であった。
ブラックホール。
銀河同士の衝突。
恒星の終焉の時。
惑星の崩壊を起すような彗星の衝突。
小さな流れ星によってもたらされた極悪の生命体による絶滅。
そのほか病原菌による死滅。
文明の暴走による破壊。
数百年、数千年以上にわたって平和を維持する事の方が希な事であったが、破壊、消滅を免れた星々も数多くある。
しかし残念ながら全てではない。
気の遠くなる時の流れの中で、彼やガッシュのようなもの達も意味があって存在していた。
ガッシュは遥かな時を見ていた。
今またここにも、大切な、、、自分は一部でもあった。
思いの全てをかけて関わった時もあった。
愛する者達を遠くから、失意の中で見つめる時もあった。
あらゆる経験は今また新しく歴史を作りはじめたのであった。
あれから、必ずノルドの部屋とランの部屋を行き来している。
昨夜は一晩、ノルドに話し掛けていた。
『おい、ノルド。個性が強いのが二人残ったがなんか気が抜けて俺は大人しくなったといわれるし、
ベガは優しくなったと言われている、、、、、。
ベテルやアルデとも、お付き合いはしているが、彼らになんか元気ないようですねと言われちゃ、俺もやきが入ったよな。でも何も焦る事はない。俺の時間から見れば一瞬の瞬きにもみたないような時間なのに、、、、ノルド、いい加減に起きてこないかぁ?リゲルに、だいぶお付き合いをしただろう?開放してくれないのかな、、、リゲル寂しがるか、、、。俺もリゲルのところへ行きたいんだが、ランがいるからな。そうだ、俺達の後輩に会ってきた。はじめは皆固まっていた、当たり前だな。どこが同じ星の出身だってさ?まぁ、いろいろと事情があったんだとだけ言って置いた。違うものは違うとはっきり意思表示をして来た奴がいて、そのとおり!と笑った。それでいいよな。
俺の国に親友がいるって奴いたよ、今まで良く黙っていたよな。詳しくは教えてくれなかったらしいが、、、今の俺の事は、誰も知らない。まだ知らせる時期ではないと思うと言って置いた』
ガッシュは少し間を置いて、いろいろな事をノルドに話し掛けているうちに朝を迎えた。
『ガッシュおはよう、、、どうだ?』
遥か遠く何処かの宇宙から久しぶりに彼がコンタクトしてきた。
『!、、エネルギーの使い方忘れたかもしれません』
『力を借りたい。手伝ってもらえるか?』
『手伝える事があるのなら是非!このまま固まってしまいそうでした』
『ガッシュらしくないな』
『、、、もう十分長かったから、そうかもしれません』
『お互いに。しかし常にさらに、、、だ』
人としての部分で彼が苦笑いをしているとガッシュには感じた。
ガッシュはベガに仕事で外へ行く事を伝えた。
『ベガおはよう。彼から呼び出しだ、よろしく頼む』
『おはよう。分ったわ。気をつけて!男達は出て行くわけなのね。早く戻ってきてくだされば良いことです』
その日の夜中には、ガッシュがシティのプライベートルームに戻って来た。
『ガッシュ早かったのね、お帰りなさい。ノルドもランも大人しく休んでいたわよ。顔を見にこないなんて貴方大丈夫なの?』
ベガが心配してコンタクトを取ってきた。
『あぁ、ちょっとハードだったが少し休めば元通りだ。ありがとうベガ。朝まで良いかな?』
『ええ、こちらは問題ないけれど、ベテルはきっとガッシュの事を気にしているわ』
『今は寝る。ともかく眠いお休み』
『お休みなさい』
次の朝ガッシュが目覚めた時、ベテルが美しい大きな目の長い睫毛をパサパサさせながら、驚いた顔でガッシュを見ていた。
『!、、、ベテル、いたのか?!これは悪かった。驚いただろう。俺達には気を付けないと、、、昨日はかなりだったからな。まだ緊急事態からスイッチが切り替わってなかったか』
一瞬ベテルは言葉が出なかったが状況が分かって安心したようにいった。
『、、、!おはようございます。咄嗟に、ガードを思いっきりしたら、バリバリといったので、驚いてしまって』
『ふふっ!自分に驚いたのか。大丈夫?』
『いいえ、ガッシュこそ大変に疲れていたようで、ともかく横にいさせてもらおうと思ったのです』
『一晩つき合わせて挙句に驚かしたか、酷いな。しかしベテルたいしたもんだ。君はもとがかなり高いね。あの星ではリゲルの次くらいなのかな?』
『リゲルの次って、遥かに遠すぎてまるで話しになりません。アルデがもっと上かと思います。それに他にも隠れた能力を持つ者は多くいると思います』
『ほ〜っ、凄いな。、、ん、ノルドか』
『はい、先ほどから少しずつ覚醒の方向に向かっているようです』
『そうか!行くよ。ノルドのところへ』
『でも、、、』
『ノルドのところでゆっくりするよ』
『分りました』
NO.0のノルドの所へガッシュとベテルが現われた。
ドクター・ボォンとドクター・キランが来ていた。
「おはようございます。ガッシュもういいのですか?」
『おはよう、ノルドを待ってここにいるさ。どう?』
ガッシュはモニターを見た。
『ふ〜ん、まだかな』と言ったきり、声をかける事もなくジッと見つめていた。
ベガがいくつかの飲み物と簡単な朝食を用意して入ってきた。
「ガッシュおはよう。どうゆっくり休めた?そこのソファーにでもどうぞ」
ボォンが”もう少し時間がかかりそうですからどうぞ食事を”と言った。
ベテルはガッシュのソファーの横の床に座り、ベガはテーブルを挟んでその前にボォンとキランがそれぞれイスについた。
「あら、これもめずらしい朝食風景ね」
「ガッシュは何か口にしないのですか?」ベテルが気にしてガッシュに聞いた。
するとガッシュが専用ドリンクのボトルを持つとウィンクをして
『ベガが強制的に高濃度栄養ドリンク飲めってもってきているよ。これ不味いんだ』
「他に何も?」
『いや食う時は食うよ。ボォンやキランは知っている』
「そうですか。、、、」
「ガッシュ、ランやノルドを心配してくれるのは有難い事ですが、貴方もその大きな身体を、維持するには栄養を取る必要がありますよ」
『確かに。でもしっかり保管庫ものが、ガンガン減っているのは我々だと、管理メンバーは知っているさ。それよりベテル君達だとすごいだろ。後でちゃんと食えよ』
「リゲルと大食い競争しようと約束してあるんです。シティが大変な事になるなと言って」
『それは間違えなく大変だ。ランも入れたら凄いぜあいつ』
「ランはまだ小さくて細いですよ」
『奴は信じられない大食いだ。どうもみんな脳が食っているらしい。ちょっとランを見てくるよ』
「ガッシュ、はい!不味いのどうぞ」
『分ったって、ベガ』
ガッシュは手にとってそのまま吸収した。
「口にしないで、まあいいでしょう」
ガッシュはランのNO.0の中の部屋に行った。
ランも静かに寝ていた。
ガッシュはランの頭に触れて話しかけた。
『ラン、彼が良く来てくれているだろう。寂しくないな。ガンガン鍛えてやる約束が先に延びたな。リゲルが戻ってくれない事には君も起きてこないか、でも見に来るからな心配するな』ガッシュはそう言って消えた。
ベガもボォンもガッシュがすぐに戻ると思っていたが、ガッシュから
『皆冬眠中だな。ランとノルドをちゃんと見舞いに行くから心配要らない』
と言ってガッシュはシティから消えた。




