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<遥かなる時の流れ、一瞬を生きるものとしてここに>92
- 2008/05/15(木) 22:00:17
<遥かなる時の流れ、一瞬を生きるものとしてここに>92
この一ヶ月ガッシュもベガも、忙しく動いていた。
もちろんベテル達もシティ内で、いろいろな事で役に立ってくれていた。
繊細な神経の持った人々ランの後輩達も、リゲルの後輩達には心を開いて溶け込んでいるようだった。
ベテルとアルデはその間に一度ファッジの星へ行っていた。
プレジデント・ファッジも大変な忙しさの中で精力的に、星の復興の為に頭も身体も全開状態であった。
「プレジデント・ファッジは素晴らしい能力を持った方だったのですね。驚きました」アルデが言った。
「とんでもない!あの時から突然ですよ。しかし周りがうるさいので、これでも必ず休みを取らされていますから、ご心配なく。ガーランドも復帰し共に働いてくれています。呼んでありますので、そろそろ、ここへ来ると思います。是非会って行ってください」
ベテルは、彼が入ってくる前からニヤニヤしていた。
「何か分かりますか?」ファッジが聞くと
「いえ、メイがあまりに幸せそうで、フフフッ」
そこへガーランドとメイそして、ガーランドの護衛として病院に見舞っていたエドも一緒に来た。
「はじめまして、私達の星そして大切な人を助けてくださり、本当にありがとうございました。メイから聞いていましたが、本当に大きな方々ですね。そしてなんとも美しい目をしている」
ガーランドは素直に驚き、二人を見上げて握手を求めて来た。
ベテルもアルデも嬉しそうに応えた。
「初めて会った人で握手を求めてくる人は、なかなかおりません。嬉しいです、ありがとうございます」
「そう大きいからですか?」
「ともかくインパクトが強すぎるようで、固まったようになります。はははっ」
「はっははは」ファッジが笑っている。メイも本当に嬉しそうに笑っていた。
「ベテルです」
ベテルはエドに挨拶をした。
「はじめまして」会釈をするエド。
やさしく微笑んだベテルは、彼の心に語りかけた。
『お疲れ様でした。リゲルから、ガーランドの側に貴方がいるから安心だと聞いてました』
「!私の事をご存知なのですか?」エドは硬い表情のままベテルを見上げていた。
『リゲルがガーランドを発見し、その時貴方が見舞っている人と言う事を病院でつかんで、プレジデント・ファッジに報告したのです』
エドは、ベテルの大きな目の美しさに見惚れたまま、頷いた。
「ベテル何か?、、エド!ベテルなら君の強い暗示をといてもらえるかもしれない」
ファッジはベテルならと思った。
「私はイスキルです!その話はもう結構ですと何度も言ってますが」エドは、ムッとした顔になって反発した。
「そうだったね」
ファッジはベテルを見上げて、
『治せるものでしょうか?』
『どうでしょうか。よろしいですか?』
『お願い致します』
エドは、敵を欺く為に自らに強い暗示をかけ、潜入するための接触を始めたところで、この戦いはプレジデント・ファッジと側近ほかの人々を巻き込み、ラン達によって終結へ向かった。
ガーランドとエドは、それぞれ別々に数日前からある地方都市にいた。
反政府組織の内紛に、地方都市で一般市民が被害を受けた。
ガーランドは降り注ぐ攻撃の雨の中、人々を護る為に命がけで飛び込んでいき、安全は場所まで人々を移動すると、そこで力尽きて倒れた。
エドの頭の中に、ガーランドが崩れるように倒れる姿が突然浮かび、殆ど無意識にそこへ飛んだ。ガーランドを、大切な親友として護る事もその暗示の中に入っていたのだ。
ベテルはその大きな手を出して、
「握手をさせていただけますか?」
「は?はい」エドは、手を出した。
ベテルは大きな手で、エドの手を握ると目の高さまでしゃがみ込みエドの焦げ茶の瞳を覗き込んだ。
エドは小さくため息をつくと
「本当にきれいな緑色の瞳ですね。思わず見入ってしまいます」
「ありがとうございます。誉めていただき嬉しいです。エド」
「いいえ、貴方達の星の方は、皆さんこのように美しい瞳なのですか?」
ファッジもガーランドも、エドの反応に驚きと喜びの笑顔で見合っていた。
「少しずつそれぞれ違いますがこんな感じです。でもガーランドとエドを発見したリゲルは、宇宙一美しい瞳の人ですよ」
「そうですか。皆さんが集まるとすばらしいでしょうね!ありがとうございました」
「こちらこそありがとうございました。ガーランドを護っていただきありがとうございました」
「とんでもない!こちらこそありがとうございました。プレジデント・ファッジとガーランドの為なら、いつでもお役に立ちたいと思っております」
エドはアルデに握手を求めた。
「エドの事はリゲルに伝えます」アルデは両手でエドの手を包み込んだ。
ベテルは、ファッジを見て微笑んだ。
『ベテルありがとうございます。エドが戻りました』
ファッジはベテルに礼を伝えると、今度はガーランドとメイを見て微笑みながら言った。
「実は、メイはガーランドと結婚が決まったのです。ランとリゲル、ベガそして貴方達を招待したいのですが、皆さんは忙しくて無理だろうね。一応その事をランに知らせてください」
「メイ〜!ガーランドおめでとう!!ランとリゲルも喜ぶ事でしょう」
ベテルとアルデは大喜びであった。
「お二人に喜んでいただけると、迫力あって感激です。ありがとうございます」
ガーランドは、メイの手を取ってキスをした。
ジャンル:
- 小説・文学
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