<遥かなる時の流れ、一瞬を生きるものとしてここに>93
リゲルが目覚めて窓の外を眺めている。
無限に広がる無音の暗闇に煌く星ぼし、リゲルはあえてクローズでその景色だけを眺めていた。
ガッシュがシャワーを浴びてスッキリした顔で、リビング横のコーナーからドリンクを持ってくると、リゲルに手渡した。
『ありがとう』
『お隣も起きたようだ』
少しして、彼とランがリゲルの広い部屋に入ってきた。
『おはよう、リゲル』
「リゲルおはよう!ずっとリゲルの溢れてくるパワーでとても気持ちよかったよ」
『ん、おはよう』
『ガっシュ、おはよう。ご苦労様と言うべきかな?』と彼は、ガッシュの光の変化を見ている。
『心配してリゲルの生命によって行くと、逆にこっちの裏側、底まで入って来て救おうする。やれやれです』
彼は小さく頷くとリゲルに言った。
『ガッシュは希に見る生命の強さを持つ、その彼を凹ませる事ができるのはお前ぐらいだな』
するとガッシュは言った。
『ただ俺がリゲルに出来る事が、また減った事にがっかりしただけです』
彼は目を細めてジッとリゲルを見ている。
『思いを受け止めて何かさせて貰う事が、我々の存在価値になる。利用してくれると癒される。その為にあえてここにいる。そこで否定されると存在できなくなる、、、共に生きていくと皆に誓ったんだ。共に生きていくことがどんな事かを知らなくて、これからの厳しい未来にどう立ち向かうのだ?
リゲル、星では自分の存在を否定し仮の家族も否定し、いつも君の中はたった一人で、だから今、全てを与える事しか考えられないで生きているのだろう。私はリゲルとガッシュも家族にした。今までもリゲルとランは、私の中に感じていたがすでに家族なんだ。意味が分かるかな?』
『貴方の家族、ランと同じ?』
リゲルは長い睫を揺らし瞬きをし彼を見ている。
『ぞうだ。私に対しては、どのように受け止めてもらってもいい。兄でも弟でもいい。ランもガッシュも、自由に受け止めていい。リゲルは?』
『なぜ俺には聞くんだ。俺は元から、どういう形体でも構わない』
『リゲルは自分の答えを持つようで人のための答えだ。人の為に命を削ってでも動く。誰よりも人を理解するが自分を見つけるのが苦手だ。
全てを受け入れていくように見えて、自分を否定していく。しかしこれらはリゲルのほんの一部だ。
リゲルは引き離す事が出来ないと思うほど人を引きつけ、人と共にいるのに決して捕まえる事ができない。まるで影のようだ。触れたくて触れても本当のリゲルはどこにいる。その巨体は仮の姿か?』
リゲルは戸惑いながら謝った。
『何、、、気に触ったなら謝る。すみませんでした』リゲルの緑の目の色が僅かに変化しだした。
「何でそんなに?!」
ランが堪らずに彼を見上げて言った。
彼はランが目覚めた時にはすでに起きていて、ソファーに座り腕組みをして目を瞑っていた。
彼の雰囲気に緊張すると、彼は目を開け優しく微笑んだのだった。その間にリゲルと何かあったのだろうかとランは思った。
彼は悲しそうな顔で言った。
『皆との誓いは、君にとっていったいどういうものなんだ?リゲルのそうさせてもらいたいという気持ちはよく分かるし、感謝している。、、、、ガッシュ、かけがえのない大切な家族と思っている事は迷惑なのだろうか?』
『迷惑なわけが無いではないですか!何故今?』
ガッシュは彼とリゲルを交互に見て心配そうに言った。
『ん皆と生きていく、そうしたい、、』
『そう』
彼の目に涙が光っていた。
突然リゲルの前に来ると両手を広げて、その巨体を抱きしめた。
『大切なリゲルを傷つけて、、、私は何をして、、、』
『リゲルを離して!止めてください!離して!』
ガッシュとランが、彼をリゲルから引き離そうとしたが、引き離せるものではなかった。
それどころか、自分達まで彼から離れられなくなっていた。
彼の思いが直に伝わってきた。
『こんなに皆がそれぞれの事を思っている。、、、その思いにゆだねるんだよリゲル。そういう時があっても良いんだ。、、。もしそれが嫌なら、、、リゲル、、、っ!』
リゲルが目覚めて窓の外を眺めている。
無限に広がる無音の暗闇に煌く星ぼし、リゲルはあえてクローズでその景色だけを眺めていた。
ガッシュがシャワーを浴びてスッキリした顔で、リビング横のコーナーからドリンクを持ってくると、リゲルに手渡した。
『ありがとう』
『お隣も起きたようだ』
少しして、彼とランがリゲルの広い部屋に入ってきた。
『おはよう、リゲル』
「リゲルおはよう!ずっとリゲルの溢れてくるパワーでとても気持ちよかったよ」
『ん、おはよう』
『ガっシュ、おはよう。ご苦労様と言うべきかな?』と彼は、ガッシュの光の変化を見ている。
『心配してリゲルの生命によって行くと、逆にこっちの裏側、底まで入って来て救おうする。やれやれです』
彼は小さく頷くとリゲルに言った。
『ガッシュは希に見る生命の強さを持つ、その彼を凹ませる事ができるのはお前ぐらいだな』
するとガッシュは言った。
『ただ俺がリゲルに出来る事が、また減った事にがっかりしただけです』
彼は目を細めてジッとリゲルを見ている。
『思いを受け止めて何かさせて貰う事が、我々の存在価値になる。利用してくれると癒される。その為にあえてここにいる。そこで否定されると存在できなくなる、、、共に生きていくと皆に誓ったんだ。共に生きていくことがどんな事かを知らなくて、これからの厳しい未来にどう立ち向かうのだ?
リゲル、星では自分の存在を否定し仮の家族も否定し、いつも君の中はたった一人で、だから今、全てを与える事しか考えられないで生きているのだろう。私はリゲルとガッシュも家族にした。今までもリゲルとランは、私の中に感じていたがすでに家族なんだ。意味が分かるかな?』
『貴方の家族、ランと同じ?』
リゲルは長い睫を揺らし瞬きをし彼を見ている。
『ぞうだ。私に対しては、どのように受け止めてもらってもいい。兄でも弟でもいい。ランもガッシュも、自由に受け止めていい。リゲルは?』
『なぜ俺には聞くんだ。俺は元から、どういう形体でも構わない』
『リゲルは自分の答えを持つようで人のための答えだ。人の為に命を削ってでも動く。誰よりも人を理解するが自分を見つけるのが苦手だ。
全てを受け入れていくように見えて、自分を否定していく。しかしこれらはリゲルのほんの一部だ。
リゲルは引き離す事が出来ないと思うほど人を引きつけ、人と共にいるのに決して捕まえる事ができない。まるで影のようだ。触れたくて触れても本当のリゲルはどこにいる。その巨体は仮の姿か?』
リゲルは戸惑いながら謝った。
『何、、、気に触ったなら謝る。すみませんでした』リゲルの緑の目の色が僅かに変化しだした。
「何でそんなに?!」
ランが堪らずに彼を見上げて言った。
彼はランが目覚めた時にはすでに起きていて、ソファーに座り腕組みをして目を瞑っていた。
彼の雰囲気に緊張すると、彼は目を開け優しく微笑んだのだった。その間にリゲルと何かあったのだろうかとランは思った。
彼は悲しそうな顔で言った。
『皆との誓いは、君にとっていったいどういうものなんだ?リゲルのそうさせてもらいたいという気持ちはよく分かるし、感謝している。、、、、ガッシュ、かけがえのない大切な家族と思っている事は迷惑なのだろうか?』
『迷惑なわけが無いではないですか!何故今?』
ガッシュは彼とリゲルを交互に見て心配そうに言った。
『ん皆と生きていく、そうしたい、、』
『そう』
彼の目に涙が光っていた。
突然リゲルの前に来ると両手を広げて、その巨体を抱きしめた。
『大切なリゲルを傷つけて、、、私は何をして、、、』
『リゲルを離して!止めてください!離して!』
ガッシュとランが、彼をリゲルから引き離そうとしたが、引き離せるものではなかった。
それどころか、自分達まで彼から離れられなくなっていた。
彼の思いが直に伝わってきた。
『こんなに皆がそれぞれの事を思っている。、、、その思いにゆだねるんだよリゲル。そういう時があっても良いんだ。、、。もしそれが嫌なら、、、リゲル、、、っ!』



